ハーバリウムづくり

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『ハーバリウム』をご存じでしょうか。ドライフラワーやプリザーブドフラワーをガラス瓶などに入れ、専用のオイルで満たしたもので、インテリアとして人気を集めています。入れ物の大きさやデザインもさまざまで、ボールペンのペン軸がハーバリウムボトルになっているものもあります。専用オイルは花材がきれいにみえるように透明なものが主流ですが、赤や青などに薄く色づいたオイルもあります。使う花材、容器、オイルの組み合わせによって、雰囲気がガラッと変わります。

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すべて同じものを使っても、容器に入れる順番や入れ方によって全く違う雰囲気になるのが、創作のおもしろいところ。3月にデイケアプログラムで行ったハーバリウムづくりでも、たくさんの素敵な作品が仕上がりました。

ハーバリウムを作るのは初めて、という方がほとんどでしたが、ハーバリウムを見るのも初めてという方も少なくありません。デイケアのフラワーアレンジメントプログラムでは生花を使うことが多いため、初めてドライフラワーに触れた方も。どの花をどの順番で入れようか悩んだり、瓶に入れるときにボロボロにならないか心配になったりしつつ、みなさん瓶のなかにきれいに花を咲かせていました。専用オイルを注ぐと、乾いていたときと印象が変わる花もあり、デイケアフロアのあちこちで感嘆の声が上がっていました。

ゆらゆらと宙に浮いて見えるのもハーバリウムの魅力のひとつ。光に当てるとオイルが光を反射するので、きらきら、ゆらゆら、とってもきれいです。直射日光を浴びると変質しやすいと言われているのでそうした楽しみ方はやや難ありですが、長く花材の美しさを保てると言われるハーバリウム。ぜひ、ゆっくりと鑑賞を楽しんでもらえればと思います。