師走ですね

Tetsuo Abe

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。
気が付いたらもう12月です。コロナコロナでここ数年は一年の記憶があまり定かではありません。何かに追われていたら時が過ぎ去っていた印象です。コロナの波が過ぎたと思ったらまた次の波が来る。この繰り返しの一年でした。それでも季節は巡っていきます。せめてクリスマスやお正月など、季節の移り変わりを楽しみたいと思っています。

最近の話題は何と言ってもサッカーワールドカップでしょう。私はJリーグの試合を観るわけでもありませんし、ましてやヨーロッパのリーグを観ることもありません。それでもワールドカップだけは観てしまいます。オリンピックと一緒で、選手がこの一瞬のために真剣に努力し戦うさまはやはり人を惹きつけるものがあります。しかし、いつも開催前は盛り上がりを見せても、いざ試合が始まるとやはりヨーロッパや南米にはかなわないと肩を落とすことを繰り返していました。今回も、スペインやドイツと同じグループと聞いて、正直「終わった」と思っていました。しかしふたを開けてみれば、結果はご存知の通りです。W杯優勝経験のある、ドイツやスペインを破っての堂々の決勝トーナメントへの進出です。

ある解説者が、日本人は相手をリスペクトしすぎるといっていましたが、たしかに私自身自分を過小評価する傾向があると気が付かされました。趣味でテニスをやっていますが、そのテニスでも上手な人を見ると「勝てないな」と思ってしまいます。最初からこうした意識では勝てるわけはありません。それでもたまには勝つこともあります。そのときには「これはまぐれだ」と自分をやはり否定的に評価しているのです。しかし、今回のサムライジャパン(あまりこの言葉はすきではありませんが)は違っていたようです。自分たちを信じて、勝つチャンスはあると最後まであきらめませんでした。相手が格上だからと、臆することもなく、虎視眈々とチャンスを狙っていたようです。スペイン戦での三苫選手のセンタリングに代表されるように「自分を信じて最後まであきらめない」、こうした姿勢には感動しました。サッカーファンでもない私でさえ感動したのですから、多くのサッカーファンには大きな感動や勇気を与えたと思います。かくゆう私も、いつまで効果があるかどうかは不明ですが、サムライジャパンの活躍でかなり上機嫌になることができました。

最近はコロナ禍もながびき、出口の見えない戦いが続いていますが、「自分を信じて最後まで諦めない」を肝に銘じてあきらめずに頑張っていきたいと思います。新型コロナも、2類から5類に類型を変更する話題も出ています。最近は重症者や死亡者は減っているようですし、扱いがインフルエンザ並みになれば、少しは窮屈な生活もほっと一息つけるのではないでしょうか?エネルギーの高騰や円安による物価の上昇など、コロナ以外でもあまり明るい話題はありませんが、「明けない夜はない」と最後まであきらめずに行きたいと思っています。
来年こそは明るい年にしたいですね。皆様にとっても来年がよい年となることを祈念しております。よいお年をお迎えください。