スタッフリレーエッセイ

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皆さんこんにちは。スタッフの平田です。2月も寒い日が続きますが、風邪などひいていないですか。

突然ですが、節分の日(2月3日)病気になったり、悪い事が起きないようには豆まきをしませんか。節分は邪気を払い、無病息災を願う行事になります。昔から季節の変わり目には邪気が入りやすいということで、特にこの時期は寒いので体調などを崩す人も多いのではないかと思います。

ところで、この豆まき。地方によって掛け声が違うようです。一般的に知られているのは「鬼は外、福は内」ですが、成田山では「福は内」だけだそうです。そもそも外で豆まきをしているので外も内もない気もします。紀伊半島では「福は内、神は内」と言って鬼を使わないそうです。お殿様が九鬼だったので忖度して鬼を使わないようにしていたとか。可愛いのは秩父の三峰神社で「鬼は外、福は内」と言った後、付き添いの人が「ごもっともさま」と言って豆をまくそうです。皆さんの地域では変わった掛け声ではなかったでしょうか。

また、何年か前に知り合いの人が言っていたのですが、豆まきもしないという家があるそうです。それはなんと、渡邊家と坂田家の方々(と言ってもこれも諸説あるようですが)。なぜかというと、渡辺綱や坂田金時が鬼退治をしたとかしないとか。鬼が怖がってその家にはそもそも近づかないので鬼は外と言わなくていいと。でも、逆に鬼に恨まれているからしなくてはいけないと言う人もいたりと結構眉唾ものですが。

でも、そもそもなぜ鬼が豆が苦手か、子どもの時に考えたりしませんでしたか?豆まきの時には考えますが、終ればすぐに忘れてしまうので調べたことが無い人も多いと思います。鬼滅でも鬼殺隊の人がいなくても豆まいとけばいいんじゃない?と思った人もいるのでは。ヤホオで調べてみました。諸説がやっぱりあるのですが、「米・麦・ひえ・あわ・豆」といった五穀には穀霊と呼ばれる精霊が宿っていると言われていて、その五穀の中でも一番実が大きい豆が鬼をはらうのが最適という説と、まめと言う字を魔滅(鬼滅っぽい)と語呂合わせで使ったと言う説もあります。その為、地方によっては特に魔よけのパワーが強いとされていた赤い豆=小豆が使われていた時もあったそうですが、高いので徐々に大豆になっていったとか、いないとか。他の地域ではでは落花生も使っているそうなので、結局豆っぽかったら何でも良いと言う事ですかね。

とりあえず、豆まきしてもしなくても、今年一年まだ始まったばかりです。皆さんの元に福が訪れますように。