芸術の春

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あっという間に春、桜の季節になりました。年々桜の開花が早まっているような気がするのはわたしだけでしょうか。日暮里はクリニック前に立派な桜並木があるため、朝からちょっとしたお花見気分を味わいながら出勤ができます。四季の中で春が最も好きな季節ではありますが、この「出勤時お花見」も理由の一つです。

さて先日はデイケアのプログラム内でパステル画というプログラムを実施しました(わたしが担当ではないのに図々しく話題にしています)。テーマはまさに桜並木、ということで参加メンバーは思い思いの桜並木を描かれていました。わたし自身はこうした芸術とは程遠い生活を送ってきていますが、歳を重ねるにつれて、芸術がもたらす癒し効果などを少しずつ感じている次第です。そして今回のパステル画でもみなさんの作品を拝見し、様々な感性を刺激されたような感覚になり、つい見入ってしまいました(語彙力がなく、わたしのその瞬間の気持ちが伝わっていない気がするのが残念です・・)。

実物の桜の木の下で鑑賞をするといったお花見がいわゆる王道ではありますが、こういった「作品鑑賞」を通してでも十分お花見気分を味わうことが出来るんだなぁと思ったことは目から鱗でした。

このようにふと触れ合ったり、普段自分では選ばないようなことでも、実際にやってみる・あるいは見学(鑑賞)することで、自分の価値観が変わったりするような体験をすることもあると思います。

春ということもありますが、わたしもなにか新しい価値観に出会えたらな・・と思っている今日この頃です。