花見のシーズンですね
こんにちは、院長の阿部哲夫です。
4月に入り桜も満開ですね。徐々に気温も上がってきていて、いよいよ春本番という感じです。今年の東京での桜の開花は3月19日あたりで年々早まってきている印象です。桜の次はつつじでしょうか?根津神社のつつじ祭りも楽しみです。
花見といえば、やはり宴会です。桜の下で酒を酌み交わすのは、江戸の昔からの庶民の楽しみです。この時期は、花見だけではなく、入学や入社、転勤異動など飲み会の種になるイベントが多く、どうしても飲む機会が増えてしまいます。かく言う私も、最近大学時代の友人たちや高校の同級生などと集まり宴会をする機会が多く、どうしても飲酒の機会が増えてしまいました。
しかし、最近は年齢とともにアルコールの分解能力が低下してきているのか、以前のようにたとえ深酒しても一晩眠れば回復するということはなく、しっかり二日酔いとなってしまいます。先日も、行きつけの飲み屋さんで常連と話し込んでしまいつい飲みすぎてしまいました。アルコールが回ると、一時的にではありますが元気になり陽気にもなります。ついでに気も大きくなってしまうので、「今日は体調もいいから少々飲みすぎても大丈夫」等と高を括ってしまい、さらに酒量が増えてしまいました。
その日も、知り合いと意気投合し話が盛り上がり、ブレーキが利かなくなりいつもよりも2-3杯多くのんでしまいました。当然翌日は二日酔いです。体も重く感じ、気分もすっきりせず、落ち込んでしまいました。このため少しアルコールを抜こうと、翌日と翌々日と禁酒してみました。
実は、私は毎日夕食時の晩酌は欠かさないほうでした。せいぜいビールを 350mlを1本程度なのですが、夕食時にほぼ毎日飲んでいました。休肝日はだいたい週に1日で、やや多めに飲む日が週に2日ある、そんな飲酒状況で、大目に飲んでしまうと必ずといって二日酔いになってしまっていました。
しかし今回思い切って3日間禁酒を続けてみました。理由は、その週末に友人との会食の予定があり、比較的多くの飲酒量が予想されていたからです。友人と飲むときに二日酔いで参加とならないように準備してみたのです。すると不思議なことに、会食しているときも多く飲んでも酔いの回りが遅いことに気づきました。肝臓が元気になっているせいか、アルコールの分解が早い気がしました。
その日は2次会もあり、いつもよりかなり飲んだのですが翌日も二日酔いには全くなりませんでした。そこで、休肝日という発想自体が間違っていることに気が付いたのです。つまり本当に肝臓を休ませようとするなら1日の禁酒では不十分だということです。2-3日禁酒してようやく肝臓が回復するのです。そう考えると、休肝日を設けるのではなく、逆に1-3日の飲酒日を設ければいいのです。2日禁酒して1日飲酒。3日禁酒して1日飲酒。このインターバルで飲めばおいしくお酒が飲めるのです。飲酒日にお酒をおいしく飲むために2日以上の連続した休肝日をつくる。こう考えるとうまくお酒と付き合えるのです。
最近当院では、アルコール関連障害の治療に「ハウディ」という減酒アプリを導入しました。導入後は少しずつですが、減酒したいという希望の患者さんが増えてきました。多くは重度の方ではなく、健康のためにアルコール量を減らしたいという希望の方です。こうした方には、飲酒日を設定し休肝日を2日以上連続して設けるやり方を指導していきたいと考えています。
もちろん重度の方にはこの方法は適しません。当院でやっているようなデイケアでプログラムに参加することが必要です。アルコール問題でお悩みの方がいらしたら、ぜひ担当医にご相談ください。どのような対策が適切かお教えできるのではと思います。




