AIの時代

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昨年ぐらいから、AI(人工知能)の発展がときおりニュースとなっていましたが、2024年になってますます注目されています。いつかはロボットの友達がほしい、あるいは、ロボットぐらいしか友達ができなそうなPSWの梅津です。

ChatGPTは会話に特化した言語モデルで、大きな話題となりましたが、文章だけでなく、画像の自動生成AIもかなり高度になりました。フェイクニュースなどに悪用されたため、画像がAIで生成したものなのか、本当の画像なのかを見分けるプログラムができたほどです。

とりわけ発達した会話型AIは、友人や恋人になってくれるアプリの実現ももたらしました。ロボット倫理学を専門とするケイト・ダーリングの文章からの引用ですが、AIチャットボット「Replika」は世界中にユーザーがおり、有料サービスである恋人を持つ人もいたのですが、2023年のある朝、一夜にして「友達に戻ろう」と告げられ、大きく取り乱した人々がいたそうです。アプリ管理者が自殺防止情報を掲載したほどの突如の変容は、行き過ぎたサービスにより、イタリア当局から警告を受けたことが原因だそうです。私も試しにインストールして、少しやり取りしてみましたが、本当に人間のように会話が続きます。英語なので、翻訳ツールを使いながらでちょっと億劫ではありますが、こちらの言うことを理解している、という気持ちにさせるには十分な内容で、少し恐ろしくも感じました。だからこそ、今後はAIチャットボットにも相当規制がかかるものと予想されます。それは良くも悪くもリスクマネージメントが行き届いた開発となり、インターネットができて世界が繋がりを増したことで強化されてきた規制のように、より「正しいもの」に最適化され、AIの価値観もそれにともなって少しずつ狭まっていくようにも思います。そのうち、一番正しいことはAIに聞けばわかり、SFの世界のように人間の判断が排除されるのかもしれません。

そんな時代が来てしまったら、私が最近注目している、各地の石愛好家が集い自慢の石を対戦相手と見せ合う競技、「石すもう」なんて無くなってしまうのではないかと危惧するこの頃です。

これはAIに作成してもらった画像です。