本格的な秋です

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こんにちは。院長の阿部哲夫です。
彼岸も過ぎ、風がひんやり感じられるようになりました。紅葉はまだですが、少し葉っぱが色づいてきています。朝の散歩も爽快で、汗もすぐに乾くため早起きして、以前よりも散歩の距離が伸びました。

新型コロナウイルス感染者は急増はしないものの、毎日100人から200人くらいと微妙な数字を行き来しています。油断はできないけど、かといって用心しすぎると経済活動が停滞する、さじ加減が難しい状況が続いています。夜の街関連は、窓越しに見ると以前ほどではないものの、すこし活気は戻ってきているようです。しかし、医療機関に勤務している我々とすると、まだ夜のちまたに繰り出していく時期とは思えません。

以前は、夜のちまたの徘徊や旅行も楽しみの一つでしたが、まだもろ手を挙げて楽しめる状況ではありません。そこで新たな楽しみを探していたところみつけた楽しみが、街歩きです。何かひとつ訪問する目的地を決めて、その周辺を散策する。お金もかかりませんし、プチ観光も楽しめます。わたくしの場合目的地は主に、有名建築です。

先日は、代官山に行ってきました。以前、同潤会の代官山アパートがあったころは、時々訪れていましたが、再開発されてからは足が遠のいておりました。今の代官山では、蔦屋書店が有名ですが、わたくしの目的地は、そのお向かいのヒルサイドテラスです。ヒルサイドテラスは、槇文彦の設計で、東京の指定の建築物にもなっています。

行ってみると、デザインと機能が融合していて本当に落ち着く空間です。建物が不自然に、切り取られているのをよくよく観察すると、そこに生えている樹木に合わせて作られていたり、敷地内に古墳が保存されていたり、派手さはありませんが、そこにいるだけで癒されるような建築です。駐車場に、少なくとも半年以上は乗られていないと思しきフェラーリが放置されているのを見ると、さすが代官山と妙に感心したりしました。

ヒルサイドテラス見学のあとは、周辺を散策しました。日本にもこんな邸宅が並んでいる地域があるのかと驚きでした。同じ東京でも、地域によってはこんなに景色が違うのです。わたくしは、一応は東京出身で、東京については土地勘もあると自負していましたが、まだまだ見知らぬ場所があると再確認しました。

日本国内や海外の観光地を巡る旅もたのしいですが、少し離れた町を散歩するといった小旅行もかなり刺激的でした。いつも日暮里周辺や上野界隈を散歩していても毎日新しい発見があると思っていたので、山手線の反対側の地域はまさに別世界でした。これからは、東京都内の昭和の名建築を巡る旅を趣味の一つに加えようと思っています。

現在当院では、新しいカルテシステムの導入に取り組んでおります。従来の電子カルテでは、当院の活動をカバーしきれないことや時々システム障害を起こし診療が中断してしまうことが度々起こるため、システムの更新が必要となったためです。来月11月1日からの変更を目指しております。システム更新直後は不慣れなためにいろいろご迷惑をおかけするかもしれませんがご理解をいただければと存じます。

新電子カルテが本格稼働すれば当院の診療レベルの向上にもつながると思っております。ご期待をいただければと思います。また、コロナ感染拡大のために一時休止していたオレンジカフェなどの活動も再開いたします。詳しくは受付までお尋ねください。