避難訓練
先月5月、あべクリニックでは避難訓練を行いました。職員は都度、消火器や非常持ち出し袋の確認などを行っておりますが、コロナ禍となってから集団訓練はできずにいたため、クリニック全体としては久々の避難訓練となりました。
訓練は当日デイケア来所されているメンバー全員に参加していただきました。クリニック外来とデイケアフロアのあるビル5階で火事が発生した、という想定で避難を行いました。スタッフが火事を発見し通報、初期消火を行い、メンバーを誘導して5階から地上まで非常階段を使って下りていきます。当院は診療以外の活動スペースとして相談室や記録室などが別フロアにあるため、そちらにも緊急連絡を入れ避難を促しました。
当院の避難訓練に初参加となるのはメンバーだけでなく実はスタッフ側にも多かったのですが、みなさん誘導に沿って協力的に動いてくださり、全員で安全に避難することができました。消防署の方から総評をいただきましたが、スムーズでとてもよかったとの評価で一安心です。活動スペースとして利用している別のビルでの避難訓練も同様に行い、そちらも大きな問題なく終了しています。
デイケアフロアには避難はしごも設置されています。避難訓練とは別日に設備業者さんに来てもらって、使い方について講習していただきました。なるべく使わずに済むことを願うばかりですが、緊急時に焦らず正しく使えるように知って備えておくことが大切です。
また、備えのひとつとして、5月の工作プログラムではペットボトルランタンづくりを行いました。24時間点灯可能なLEDライトがついているキットで、組み上げたボール紙の本体部分を各自デコレーションしました。非常時に備えなくては…と思うと焦りや不安が出てくることもありますが、こうしてたのしみながら準備できると少しは気持ちも楽になります。
緊張感を高めすぎず、心にゆとりを持ちながら備えていきましょう。