明けましておめでとうございます。
令和8年が明けました。
院長の阿部哲夫です。
年末はあまり寒さを感じることがなく、年末らしい季節感をあまり味わえませんでしたが、これも温暖化の影響でしょうか。徐々に季節感が薄れ、日本の四季が感じられなくなっていくのは寂しい限りです。夏が長くなり、日本が熱帯化しないことを願うばかりです。
年始ということで月並みではありますが、今年の抱負を語ってみようと思います。これまでも何度か年始に宣言しては計画倒れに終わることが多く、長年の読者の方には「またか」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、中には実現したものもあります。下手な鉄砲ではありませんが、多くのアドバルーンを上げれば、その中には実現するものもあると考え、懲りずに語ろうと思います。
まずは外来診療についてです。外来診療では、これまでの認知症外来に加え、いくつかの専門外来を立ち上げたいと考えております。従来より、発達障害、児童思春期、アディクションといった分野については、一般的な精神科診療所では診察されにくい患者さんの治療を行ってきましたが、患者数が過度に増えることを懸念し、大々的に標榜してはきませんでした。しかし、こうした分野の患者さんが徐々に増えてきたことや、常勤医が2名となり診療体制が充実してきたこともあり、今後はこれらの専門外来にも力を入れていきたいと考えています。詳しくはホームページに掲載しておりますので、ご参照ください。
次に取り組みたいと考えているのは、訪問診療と訪問看護を組み合わせた、有機的なアウトリーチ医療の充実です。これまでは、外来にいらっしゃらなくなった高齢者の方や、通院が途絶えがちな精神疾患の患者さんを対象に、どちらかといえば受け身的に訪問診療を実施してきましたが、今後はより積極的に外へ出ていく診療を推進していきたいと考えています。
訪問看護についても訪問範囲を拡大し、より多くの患者さんに当院のサービスを届けられるよう、機動力の向上を図っていきたいと思っています。現在、訪問看護は女性看護師6名、男性スタッフ3名の計9名体制となり、いずれもベテランのスタッフをそろえることができています。多機能型精神科診療所としての強みを生かした診療の充実を図っていきたいと考えています。
デイケアでは、さまざまな新プログラムの充実を図るとともに、依存症デイケアのさらなる充実を今年の目標としています。アルコールだけでなく、ギャンブルや買い物依存など、依存症とされる疾患は多岐にわたります。こうしたニーズに応えていきたいと考えております。また、依存症関連の取り組みとして、減酒治療補助アプリ「ハウディ」の導入も開始しました。アルコール関連障害で悩んでいる患者さんにとって、有力な治療ツールになると考えています。こうしたアプリも活用した減酒治療に取り組み、このツールを使いこなしていきたいと思っています。
このほか当院には、就労継続支援B型事業所や心理カウンセリングといった部門もあります。これらの治療ネットワークを駆使し、多機能型精神科診療所だからこそ提供できる高度な治療を行っていくことも、今年の課題です。さまざまな資源を有機的に活用した治療を推し進めることで、地域の精神科医療により一層貢献できればと考えております。そのためには、当院に通院されている患者様をはじめ、院内スタッフ、行政、そしてさまざまな関係機関のご協力が何よりも重要です。
今年も、あべクリニックおよびその関連施設をどうぞよろしくお願いいたします。





