双極性障害の気分の波と治療目標

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双極性障害の方の治療目標の話をする機会がよくあります。治療を継続することによって気分の波の幅を小さくしていき、症状と付き合いながら社会参加を続けるという「寛解(かんかい)という考え方があります。

よく「治りますか」とシンプルに聞かれることがあります。今困っている症状が全てなくなることを期待していることがうかがわれますし、治癒や完治を想像される方も少なくないということでしょう。

そのときに「寛解」についての考え方を説明します。さらに、できる限り多くのサポート(例えば相談できる人や困ったときに助けとなる工夫)を集めていくことも寛解につながっていくと考えられていて、それについても伝えます。ご自身の治療に関するサポート資源に何があるのかを整理したり、勉強して新たに手に入れてみたりすることも良いと思います。