巣ごもり

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ゴールデンウィーク真っ只中にこの記事を書いているわけですが、緊急事態宣言発令のため、外出を控え、街などの人が多いところには一切立ち寄らない生活を強いられている梅津です。もちろん皆さんもある程度そういった生活をされていると思います。

そして、自宅にいる機会が増えることで、「巣ごもり」という流行語もでき、いかに室内で豊かにすごすかと追求するなど、生活が一変した方も多いと思います。私の場合、充実した日々を送る、というよりは、自身の落ち着きのなさから、やはり将棋ゲームに手を出しがちでした。これではいけない、と思い、数独に手を出していますが、あまり上達していません。どなたか詳しい方ご教授ください。

そんな生活をしているなか、カレー沢薫さんという漫画家さんが描いた『なおりはしないが、ましになる』という本(漫画です笑)を読む機会を得ました。

発達障害のある自身のことを題材に、面白おかしく、そして、かなり込み入った生活面も公開しながら、通院や服薬、主治医の方針などを語る様は、一精神科医療に携わる身として、大変勉強になりました。共感できるところも多く、私自身の生活を見直す意味でも、久しぶりに痛快な内容で一気に読み切ってしまいました。

タイトル通り、通院、服薬をしたからといって、きれいに治る、というものではなく、「ましになる」わけですが、自分自身への理解を深めるという意味にはおいては、「治る」よりも大切な学びを手に入れていくところが魅力的な内容となっています。他の著作やネット上の文章も大変面白く、決して気取らないお人柄が出ているように感じられました。難しいことを考えずにサクッと読んでみることをおすすめします!

Photo by Mohan Moolepetlu on Unsplash