「黄金の都シカン」展を見てきました。

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先日、デイケアでは国立科学博物館で行われている「黄金の都シカン」展を見てきました。

シカン文明はインカ帝国のルーツと言われ、ペルー北部の沿岸で750〜1350年ごろ栄えた文化です。日本人考古学者の島田泉さんが発掘調査を指揮し、現地の土着語で「月の神殿」を意味す
る「シカン」と名付けたそうです。展示では発掘した墓の主が被っていた大きな黄金の仮面や、名産品の黒い土器、当時の装飾品などが各所に展示されていました。皆さん、それぞれのペースで真剣に見入っていました。3Dシアターも迫力があってよかったです。

シカンの都市は現在の日本のように経済都市だったというのがとても興味深いところでした。黄金と「ナイペ」というI字型の金属版を貨幣として用い、他国との経済交流が盛んだったそうです。昔のお金は自然のものとつながっていたんだなと思うと、現在の貨幣流通の大半を占めている電子マネーがどこか得体の知れないものに感じられました。