マイナ保険証
令和6年12月2日以降、従来の健康保険証は新たに発行されなくなり、「マイナ保険証」を基本とする仕組みに移行されています。それに伴い、今お持ちの健康保険証はR7年12月2日以降ご利用いただけなくなります。
当院では3割程度の方がマイナ保険証をご利用されています。まだ利用登録をされていない方は、当院の顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードを置いていただき、本人確認(顔認証か暗証番号)の後「登録する」を選択していただければ登録できますのでぜひご利用下さい。
マイナ保険証を利用すると、初めて受診する医療機関でも過去に処方されたお薬や特定健診などの情報を確認することができたり、「限度額適用認定証」がなくても、公的医療保険が適用される診療に対しては限度額を超える分を支払う必要がなくなります。その他、大変だった医療費控除も、領収証を管理・保管しなくてもマイナポータルからe-Taxに連携することで申請が簡単になります。
上記の様にメリットもあるマイナ保険証ですが、医療機関側としては、患者さんに「保険証が変更になりました」と言われてもデータが以前のままになっていたり、情報が登録されておらず確認が取れなかったりとご迷惑をおかけしてしまうことがあります。また、マイナンバーカードの電子証明書の更新をしないとマイナ保険証として利用できなくなるので気をつけなければなりません(有効期限が切れても3ヶ月間は利用できます)。
新しい制度なので不慣れや、分からないこともあり不便を感じているのかもしれませんが、すぐに保険情報が反映されたり、オンラインで電子証明書の更新ができるようになるなど、ますます便利なものになっていくといいと思っております。