朝活のすすめ
こんにちは、院長の阿部哲夫です。
ゴールデンウイークも始まり新緑の季節です。ゴールデンウイークというだけあって1年で最も過ごしやすく、花もきれいに咲き乱れる季節ですね。暑くなく寒くなく外出には最もいい季節です。日暮里近くの谷中銀座も休日となると大勢の観光客でにぎわいます。
4月号のあべクリタイムスでは何かに挑戦したいと書きましたが、今わたくしがはまっているのは朝活です。以前は上野公園だったのですが、もう少し早起きをして、汐入公園に行くというのがマイブームです。川風に吹かれながら散歩したり、軽い運動をしたり、音楽を聴いたり、読書をして小一時間過ごすことを目標にしています。前日に深酒をしてしまうと、早起きができなくなるため出かける前の日はお酒も控えめにして早く床に就くようにしています。車で30分ほど汐入公園に到着です。持参の朝食を早々に済ませて、散歩や読書などしているとあっという間に時間がたってしまいます。
荒川区在住の方はよくご存じだと思いますが、汐入公園は南千住にあります。南千住のマンション群と隅田川に囲まれた公園は、近未来的な景観と自然の景色に囲まれ眼前にはスカイツリーもそびえています。荒川区にこんな景色のいいところがあったのかと感嘆します。以前昼間の汐入公園には何回か行ったことがありましたが、早朝の公園はさらに格別であることを最近知りました。利用者も少なく、犬の散歩やジョギングする人がわずかにいるだけで、のどかな風景が広がっています。早起きは三文の得とはよく言ったもので、この朝活を始めてからあまり落ち込まなくなった気がします。朝活動して運動などをすることで、朝から日課を一つこなしたという充実感を感じられますし、前日の夜も明日に楽しみがあるということで気分が上がります。本当に些細な工夫ですが、生活のリズムをちょっと変えるだけで日々の生活がこれほど変わるのかと我ながら驚いています。
あと最近の楽しみは、先月号でもお伝えした通り、すこし余暇が増えるためその時間を何に使うか考えることです。スポーツジムに通おうとか、もう少し読書の時間を増やすとか、あるいは朝活をもっと充実させるとか、様々なアイデアが浮かび、それをかんがえるだけでもワクワクしてきます。体調や病気など、いろいろな不安もないわけではありませんが、残された時間は限られているので(別に重病になっているわけではないのですが、年齢も年齢になって来たので)、ネガティブなことを考えることはやめて、できるだけ楽しい時間を過ごすように努力しています。
いずれも些細な楽しみですが、こうした工夫の積み重ねが仕事にもいい影響が出ているように思います。当院におかかりの方の中にはうつ状態などで苦しんでいる方も多くいらっしゃると思います。わかっていても、意欲が出ずこうした楽しみを見つけることは難しいのかもしれませんが、お金をかけたり健康を害したりすることのない何か些細な楽しみを見つけられるとうつ状態にもいいと思います。
5月は、5月病に代表されるように、新しい環境によるストレスで精神状態が崩れがちな季節です。こうした些細な工夫で、この季節をなんとか乗り切っていきたいとおもっています。当院にも、studio753(就労継続支援B型事業所)や心理カウンセリング部門に新人の入職があります。新人ともどもあべクリニックをよろしくお願いいたします。