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こんにちは、院長の阿部哲夫です。
晴れの日がなかなか来ません。秋晴れという言葉があることが信じられないほど、毎日が雨続きです。9月は結局、雨の降らない日がなかったようです。地球温暖化で南極や北極の氷、氷河が溶けだしているのであれば、大気中の水分量も増え、雨が多いのも納得です。それにしても、天気が晴れないと気分も晴れませんね。
最近、家族がコーラスを始めた関係で、コーラスのコンサートを聴く機会が増えました。これまで、ライブハウスで音楽を聴くことはあっても、コーラスのコンサートはまったく無縁でした。「牛に引かれて善光寺参り」ではありませんが、半ば強制的に連れられて行ってみると、これが意外といいものだと気づきました。意外と言っては、コーラスに真剣に取り組んでいる方に失礼なのですが、それぞれの曲のハーモニーやアレンジが素晴らしく、歌詞も有名な詩人が書いたものが多く、聴いているうちに本当に引き込まれてしまいました。
年を重ねるにつれ、今巷に流れている色恋を歌った楽曲には、だんだん興味がなくなってきます。恋愛や愛憎といった感情から、少し距離ができた感じがします。その一方で、友情や家族愛、自然への賛歌には、若い頃以上に共感を覚えるようになりました。とくに学生の合唱団は声が澄み切っていて、その声で美しい歌詞が歌われると、本当に心が洗われる気がします。たとえて言えば、汚れた雑巾のような心が、清らかな水で洗われるようなイメージです。
しかも、コーラスは、ソプラノ、メゾソプラノ、アルトなどの声部に分かれての共同作業です。それぞれの声部が協力し合わなければ、美しいハーモニーにはなりません。自分だけを主張していては、どんなに優れた声部でも、美しくは聞こえません。それぞれの声の個性を生かしながらも協調性があって初めて、素晴らしいハーモニーになります。
あるコーラスのコンサートでは、「歌声から平和を」という言葉がメッセージとして掲げられていました。はじめは大げさだなと思いましたが、こうした歌声やメッセージに触れ、ハーモニーの美しさを感じることが日常生活に浸透すれば、人間関係も円滑になり、いじめやパワハラもなくなり、ひいては世界平和につながるのではないかと思いました。皆さんも、コーラスのコンサートに行く機会があれば、ぜひ足を運んで美しい歌声に触れてみてください。きっと、心の中に新しい発見があると思います。




