緊急事態宣言が明けました

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。
緊急事態宣言がようやく明けました。新規感染者は減ってきているようですが、あまり手放しでは喜べません。
専門家は年末にかけて第6波の襲来を予想しています。これからも油断をせずに従来通りの感染対策を実施していこうと思っています。

世間の話題は、自民党の新総裁ですね。私の同級生に、岸田新総裁と小学校の同級生だった友人がいます。
ということは、岸田新総裁は私と同じ年ということです。
その当時の岸田総裁のエピソードも聞きましたが、それは内緒です。64歳というと一般的には定年を過ぎ、セミリタイヤしている方もいる年齢です。
それを考えると、これから一国の首相となり国のかじ取りを担うという重責を背負う気概には感心します。
しかし、その一方でさらに上の年齢の自民党の重鎮という方々が陰で権力闘争を繰り広げていると思うと、権力への執着は年をとるにしたがって増していくものなのかもしれません。
最近は、総裁選挙でのこうした激しい権力闘争を見るのは久しぶりだったので、今更ながら政治の世界は恐ろしいと実感しました。

それに引き換え最近のあべクリニックは、穏やかに時間が過ぎています。
もちろん、患者さんの病状には好不調もあり、その点では穏やかとは言えませんが、そういったことを除けば、大きな変化がなかったと思います。
4月に訪問看護ステーションの立ち上げや5月にはyanaka753の開店と多忙でしたが、そのころに比べると6月以降はコロナ禍の第5波はあったものの比較的平穏で、コロナ禍が落ち着けばしばらく診療に専念できると思っていました。

しかし、なかなか穏やかな時間は続かないものです。
実は8月中旬から9月にかけて当院は、あるプロジェクトのために翻弄されていました。
そのプロジェクトとは、8月末で閉院となったとある診療所のデイケアの患者さんとスタッフを受け入れることを決めたことです。
当初、一本の電話から始まったこのプロジェクトのため、患者さんの受け入れ準備やデイケア施設基準の見直し、新たなプログラムスペースの確保などのためにスタッフが一丸となって対応してきました。
其の甲斐あってようやく、患者さんの受け入れも徐々に進行し、種々の手続きも完了しそうな目処が立ってきました。
11月には新しいスタッフも着任し、当院のデイケアはこれまで以上に充実が期待できると思います。
新しいスタッフはクリニックに3名、作業所に1名入職しますが、いずれも前職で10年以上にわたり精神科デイケアの運営を担ってきた経験豊富な人材です。
当院ではこれまで比較的経験の浅い人材を院内で教育育成するという方針をとってきましたが、これほど経験豊富な即戦力の人材がしかも一度に入職することは初めての経験です。
新しいスタッフの経験と当院のこれまでの活動が融合すれば、その相乗作用が期待できると思っています。
11月以降徐々にあべクリニック(特にデイケア)の活動が変わっていくことを期待していただければと思います。

わたくし自身、同年齢の岸田新総裁に負けぬように適材適所を心掛け、あべクリニック
での診療や地域精神科医療において新しい試みに更にチャレンジしていきたいと思っています。