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ころばん体操

荒川区と東京都立大学とが共同開発した『荒川ころばん体操』をご存じでしょうか。荒川区民の方には、私たちより詳しく、経験豊富な方も多いかもしれません。

若い人にとってももちろんそうですが、特に高齢になると、転倒することが重大なリスクとなりかねません。転倒によって骨折をしてしまい、そのまま寝たきりになってしまう。寝たきりになるほどの大けがではなかったものの、転倒することが怖くて外出しなくなり、他者と関わる機会がなくなってしまう。そのうちに身体機能も認知機能も低下してしまう…。そうした悪循環を生まないためにも、きっかけになる転倒を予防していくことが大切です。

『荒川ころばん体操』は、転倒を予防することを目的とした体操です。転倒⇒転ばない⇒ころばん…ということで、足腰の筋力と柔軟性を高め、バランス能力を向上させることで、転倒防止を目指します。立った状態で行うもの、椅子を支えに行うもの、椅子に座った状態で行うものなどが組み合わされており、足腰のいろいろな部位を刺激することができます。体操中には歌を歌う(声を出す)部分もあり、手足の組み合わせ運動で脳も刺激されます。18分間の体操ですが、音楽に合わせて楽しく運動することができるものです。

あべクリニックのデイケアでは、以前はものわすれ予防プログラムの中で実施してきましたが、現在はすべてのデイケアメンバー向けに実施しています。足腰を強化することは、転倒防止に役立つだけでなく、基礎代謝が向上する、体温が上がり免疫力が向上する、疲れにくくけがをしにくくなるなどのメリットがあります。気軽に取り組める『ころばん体操』から、ぜひみなさんも挑戦してみてください。

認知症の予防と早期発見

こんにちは、PSWの近藤です。2025年問題とささやかれる4人に1人が75歳以上になると予想される年まで、あと10年です。平成27年1月に国の認知症施策「新オレンジプラン」が示され、東京都でも様々な計画が展開されています。行政だけではなく、大手総合スーパーなどの企業も自社内で認知症サポーター養成を行うなど、時代のニーズに対応した動きが始まっています。

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