将棋の藤井七段の快進撃が止まりません。最年少タイトル挑戦だけに留まらず、2つのタイトル戦で今の所すべて勝利しています。タイトル戦のような長時間の将棋においては、読みの深さの差が顕著に現れますが、素人目に見ても他の棋士より深い読みができるように見受けられます。第一報では金が守備を放棄して斜めに上がった手が話題になりましたが、その後の△3一銀が最強ソフトが6億通りの読みを入れたときに初めて現れる最善手と言われています。空恐ろしくなるのは、金が上がった段階で、この3一銀が想定されていたのかもしれない、というところです。今後も快進撃が続きそうな予感がします。
「今月の絵。これは何でしょうか?」(正解は9月号で)」
(5月号の答え:ふくろう)