管理人のつぶやき」カテゴリーアーカイブ

人はかならずミスをする

世間では将棋の羽生善治九段が、故大山康晴十五世名人の歴代最多勝利数1434勝の記録をついに更新した、という話題で持ち切りのことと思います。羽生さんは20歳前から圧倒的な強さを持ち、現在も若手が有利なはずのNHK杯のような早指し戦で優勝するなど、常に最前線にいる方ですので、予想された結果ではありますが、まさしく生きる伝説となりました。

記録を破られた大山十五世名人も偉大な方で、”人はかならずミスをする”から、コンピューターに人間は必ず負けると、黎明期のコンピューターしかなかった時代に予言した大名人でした。囲碁にしろ、将棋にしろ、すでにAIのディープラーニングをベースとした思考システムが人間に勝つようになりました。実際、人間はどこかでミスをしてしまいます。その点において人間はコンピューターに負けたわけですが、それを予見した神の視点というのは常人には想像できないものですね。

サブスク

最近よく年間いくらいくらで動画見放題とか雑誌読み放題といったサービスをみかけます。大昔は雑誌の年間購読くらいでしたが、インターネットが普及して様々な媒体にこういった形態が反映されています。「サブスク」とか「サブスクリプション」といったりもしますが、直訳では定期講読となります。
食事やファッションのサブスクもあります。例えば、野菜の詰め合わせセットが毎月送られてきたり、コーディネートされた洋服をレンタルできたりするものでしょうか。商品を売るためのマーケティング戦略として一般的になってきているようです。
ギターを売る会社がギター練習のための動画を配信しつつ、ギターを買った人たちがその後どうなっているかの情報をつかむといったこともしているそうです。商品やサービスを求める人、求めていた人たちが買う前と買った後どのように過ごしているのかも知っておくということでしょう。
流動性や潜在性など掴みにくい情報をどのように捉えていくのか、どう扱うのかが今後課題になるのでしょうか。

ゴールデンウィーク

今年のGWは、当院の場合、医療機関ということもあり2日間開院しましたが、最大で10連休という方も少なくなかったGW、皆様いかが過ごされましたでしょうか?
我が家はあまり出かけず、家の掃除や衣替えをしつつ、不要なものを捨てたりなど、それはそれで有意義に過ごすことができました。各地の渋滞情報を聞きつつ、のんびりと過ごすというややひねくれた過ごし方もなかなか快適なものです。気になる来年のGWは、、4連休のようです。残念、と思いましたが、来年は4連休が3回あるそうです。ほっとする気持ちもありますが、またどこも混むのか、と思ったりしています。

スマホ用振り子

スマホ用の振り子なるものが販売されているということを知りました。スマホには加速度計が付いており、ウォーキングなどをすると歩数が自動的にカウントされる仕組みがあります。スマホのゲームの中には歩き回ることで、要は加速度計が反応することで、ゲーム内のキャラクターなどがレベルアップするものがあります。

実際には歩きまわらずとも、この振り子にスマホを取り付けておけば、寝ている間でもレベルアップしていくというものです。一昔前の言い方だと「裏技」という扱いになるのかもしれません。たくさんレベルアップしたデータは貴重だとか、そこまでしてやりたいのかという考えの方や実際に歩かないでずるいなどの感情的な感想も出てきそうです。ツイッターなどで議論されているのでしょうか。
一般的なやり方以外に「裏技」がある、こういったことは昔からあるのでしょうかね。

花粉との戦い

やっと春目前というところですが、私の場合、この時期最も気になるのは、花粉です。3月に入るとなかなか大変な感じになるのですが、今年はなんと、やや控えめな症状です。もしかすると、例年より適度な運動や規則正しい生活をしているからかもしれません。少なくとも運動については久しぶりに習慣的に行えるようになっています。柔軟体操も取り入れていますので血の巡りもよく感じます。体調に自信がなくなってきた年齢だからこそ始めたことですが、それなりに効果がある気がしています。

スライム動画

スライムという玩具を知っていますか。どろどろとした粘液状の塊でガチャガチャや100円ショップの玩具コーナーなどで売られています。最近は洗濯用のりやホウ砂水などから自作する人もいるそうです。それを潰したり、練ったりするだけの動画がYoutubeなどの動画サイトにアップされていて、幼稚園児の娘はそれを眺めていることがあります。何が楽しいのだろうかと考えてしまいましたが、質感や音などを見てそれが面白いのだそうです。
スライム動画だけではないですが、臨場感あふれる音や映像を収録できるマイクやカメラなどの技術、それらと関係するインターネットビジネスが広がっています。インターネットを介して情報量の波に押し寄せてきている今日この頃です。迫ってくる膨大な情報とどのように付き合っていくのかを考えていかねばならないと思いました。

公認心理師資格

公認心理師という心理を扱う初の国家資格について今年の4月、6月とブログ記事にさせていただきました。医療・福祉領域以外にも教育や司法領域など様々な領域を活動の場とします。
先月末その第一回試験の合格発表がありました。今まで医療福祉・産業領域などでは臨床心理士や産業カウンセラーのような民間資格を持った者が行なってきましたが、今後はどうなっていくのでしょうか。
現在、医療領域では上記のような民間資格保持者を臨床心理技術者と呼んでいました。今後は公認心理師へと切り替わっていく見通しですが、決まっていないことも多くあります。

Bluetooth 5.0

以前、ワイヤレスのイヤホンについて、技術革新して欲しいと書いていましたが、最近の機種はずいぶん改善されました(上からですが)。Bluetooth 5.0が最近のデバイスに標準となってきており、この世代のものであれば、左右独立型のイヤホンであっても、相当音声が途切れにくくなりました。コードが一切ありませんので、失くしてしまう可能性がありますが、それ以外はとても快適に使えます。

うつ病の診断

精神科では病気の診断に診断基準というものが用いられています。アメリカ精神医学会によるDSMというものやWHO(世界保健機関)のICDといったものです。
平易にいうと、診断基準に記載されている症状がどの程度あるかを医師が判断して、病名をつけるといったものです。しかし最近では脳機能画像データの解析や人工知能によるデータ解析の技術が向上していて、広島大学の研究をはじめとして客観的な診断方法の開発が進みつつあります。
主観的な医師の診断と客観的な脳画像や血液検査データ、人工知能などの診断とを組み合わせて治療を行う未来も遠くないように思います。

素潜り

今夏は久しぶりに海で素潜りが出来ました。10年以上のブランクを経て実現し、非常に楽しめました。奄美大島だったので、透明度が素晴らしかったです。素潜りは学生時代に三宅島で島の達人に教わりましたが、今も教えを忠実に守るようにしています。「沖では潜らず、なるべく岸に近いところで深いスポットを見つけること」。そういう意味では海水浴場に指定されているような場所ではなくなってしまうことがネックです。潜ってみると、水圧はもちろんですが、急に冷たい流れや、早い流れ、強い流れを全身で感じることが出来ます。それに抵抗するのではなく、自分を順応させることに集中することができるのが素潜りの魅力だと思っています。固まってきた心をほぐす効果もあるのではないでしょうか。

SDM(シェア・ディシジョン・メイキング)

精神科医療における治療方針や治療目標の決め方について書きたいと思います。最近では「SDM(シェア・ディシジョン・メイキング)」という言葉が出てきています。日本語訳は「共同(協働)意思決定」などとされているようです。

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ひんやりまくら

7月に入り猛暑日が続き、へとへとに疲れております。就寝前にエアコンのタイマーをつけていますが、タイマーが切れると目が覚めてしまいます。汗をかいてしまうなどの不快感をどうにかならないかと思っていました。
睡眠時の深部体温を調節すると良いといわれています。最近になって少しひんやりする枕を導入してみました。以前よりも比較的よく眠れて、中途覚醒(途中で目が覚めてしまうこと)が少なくなりました。皆さんも睡眠に関する環境を見直してみてはいかがでしょうか。