先月22日、デイケアでは「茶の湯」を開催しました。「茶の湯」とは茶道に関するプログラムです。一般的な茶道は敷居が高いイメージがあります。デイケアの「茶の湯」では、四季の移ろいを感じながらお茶をたしなむ機会を得るため、お茶に躊躇することなしにマナーや作法を学ぶことを目的として企画されました。
お茶をいただく客のほかに、お菓子を運び、客役に出す係、茶器を洗う係などと役割を分けて取り組みます。はじめどんな雰囲気のプログラムになるのだろうと思いましたが、静まり返るなか、皆ひとつひとつの動作をしっかり集中して行い、プログラムは厳かにすすみました。今回はフラワーアレンジメントクラブ(以前本誌で紹介しました「クラブ活動」のひとつです)の方たちが「茶の湯」の雰囲気に合うようなお花を準備して飾りました。様子を見ていて思ったのですが、お花やお菓子を楽しみながら、四季の移ろいを感じていくという目標が達成出来ていたのではないかと思います。
参加希望者の人数が多いこと、作法を細部まで指導するのは難しいことなどから、望まれることがすべてかなうわけではなく、できることは限られていますが、このプログラムによって今後のメンバーさんの立ち振る舞いが良い方向に変化してくるのではないでしょうか。