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秋バテ?

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。
もう10月になり、本格的な秋です。さんまやマツタケ、栗や梨、ぶどうといった秋の味覚を口にする機会も増えてきました。気候も涼しくなり、耳を澄ませるといつの間にか秋の虫たちの鳴き声が聞こえます。行楽シーズンでもあり、夏の暑さに比べると過ごしやすくなっていると思います。

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気候的には過ごしやすいはずなのですが、なぜか患者さんたちに具合を尋ねると不調を訴える人が多い事に気が付きます。何となく気分がどんよりしているとか、肩のはりが取れない、頭痛がすると訴える方が少なくありません。真夏の方が体力を消耗し、本来は調子を崩してもいいはずなのですが、なぜか今頃の時期の方が不調の方が多い気がします。これは、たんに気のせいではなく、春先と秋口は明らかに新しく当院にかかる方も増えますし、再来で久々に受診される方も増えています。また、これまで安定していた方でも、薬を変えていないし大きなストレスもないのに調子を落とす方がたくさんいらっしゃいます。

先日、テレビを見ていたら、ある内科の先生が「秋バテ」という言葉をつかって、今の時期の不調の方の事を説明していました。その先生は、夏の疲れの蓄積が今の時期に出ると説明されていましたが、わたくしはむしろ気圧の変動や気温の寒暖差の影響が大きいのではと思っています。台風が近づいてくると不調になるとか、低気圧がくると頭痛がすると言う患者さんが複数いることもその証拠ではないでしょうか?いずれにしても、この秋の始まりの時期は不調になることが多く、秋が深まったり冬になると回復する方が多いようです。何とかこの時期をやり過ごして、冬を迎えたいものです。そうこうしているとまた年末になり忘年会シーズンがやってきたりで、また体調を崩しそうですが。

前置きが長くなりましたが、最近は豊洲の移転問題や市議会議員の領収書の不正が明らかになる等、行政の綱紀の乱れや公人の不正が取りざたされています。こうしたことは、以前から行われていてなあなあになっていたのか、それとも最近はこうした常識が守られなくなってきたのかは不明です。しかし、最近は色々なルールが厳しくなり、これまではさほど規制されていなかったものが、どんどん厳しく規制されるようになってきている印象は受けます。そういう意味では、むかしは各方面がルーズだったのが、最近になってルールが厳格化されて、その中でこうした不正や綱紀の乱れが明らかになってきたと考えるのが妥当かもしれません。つまり、以前には見逃がされていたことが、指摘され修正されるようになったのではないでしょうか。

我々の分野も例外ではありません。以前は医師が治療方針を独断で決定するのは日常でしたが、今は最終的な治療の決定権は患者さんにあるという考え方が普通になってきています。そのなかでSDM(Shared Decision Making)と言う考え方が提唱されています。簡単に言うと、医療情報を患者さんと医師が共有して治療方針を決定するという考え方です。具体的には、薬の作用や副作用を説明し、メリットデメリットを十分に情報として伝えたのちに治療法を決定するというものです。当院でも時間は限られていますが、出来るだけこうした方針のもと治療を進めていければと考えています。

10月から、内田先生の勤務日数が減った関係で、医師の勤務体制が変更になっております。色々とご迷惑をおかけしますがご協力お願い致します。また、11月27日には当院主催の認知症関連の講演会「Togather 認知症について考えよう、大切な人のために」も企画しております。基本的には誰でもご参加いただけます。認知症にご興味のある方は、是非奮ってご参加ください。詳しくは、受付または当院の認知症疾患医療センター相談窓口までお問い合わせください。