節酒のすすめ

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いよいよ梅雨入りしました。湿度が高く、気温も上がるこの季節は苦手です。例年だとやや意欲がなくなり、疲れやすくなる季節です。アジサイやカタツムリがイメージの季節ですが、盛り上がりに欠けるといわざるを得ません。好きな散歩も曇天や雨天では楽しめませんし、趣味のテニスも中止になりがちでストレスを解消しにくい季節です。

あじさい

しかし、今年は例年に比べてこの季節を迎えても体調が比較的いい気がします。その最大の原因は、節酒です。実は、わたくしは以前は年に363日くらいは酒を飲む生活でした。もちろん、毎日大量のお酒を飲んでいるわけでもありませんし、体調が悪くなるとその日は飲まずに過ごすこともでき禁断症状もなかったので、アルコール依存というわけではなかったと思います。でも、一日仕事をした後にはふらふらと赤提灯に誘われて夜の街を徘徊していましたし、行きつけのバーもあって飲み仲間もいるためについつい毎晩飲んでしまうという生活でした。

それがなんと、5月の連休明け頃からなぜか急に飲酒量が減ったのです。原因のひとつは不整脈です。ある日自分で脈をとっていたら、結代があることに気が付きました。3〜4回に一回は脈が飛んでしまうのです。これまでは人間ドックで異常はなかったので驚きました。あわてて心電図をとると、良性のものではありましたが不整脈が見つかったのです(とくに治療の必要もない不整脈なのでご安心ください)。そしてしばらく観察していると、酒量が多くなると不整脈も増えることに気が付きました。このために怖くなってお酒の量が徐々に減っていったのです。

今では、お酒を飲む日は週に2日あるかないかぐらいです。しかも酒量も減り、以前には頻繁にあったはしご酒を全くしなくなりました。 酒量が減っていくといくつかの体調の変化に気が付きました。一つは睡眠の改善です。以前から睡眠時無呼吸があり、睡眠の質はよくなかったのですが、節酒後は無呼吸が改善されているのか、睡眠が深くなり熟眠感をより感じるようになりました。

平井先生によれば、飲酒はやはり睡眠の質を悪くするそうです。睡眠が改善されたためなのか、あるいは完全にお酒が抜けるようになったせいか、昼間の眠気もなくなり、また昼間の気力が以前よりもあるように感じられるようになりました。また憂鬱な気分に襲われることも減っている感じもあります。

こうして考えてみると、以前は飲酒のために睡眠の質が悪化していたと思われます。睡眠の質が悪いために疲労や酔いが翌朝まで持ち越されて、それがさらに日中の疲労を蓄積させていたのではないでしょうか?そして疲労した状態で働くために、さらに疲労しやすくなっていたと思われます。そのために、疲労や緊張を緩和させるためにまた夜になると酒が飲みたくなる。疲れるから酒に頼りたくなる、酒に頼ると疲労がたまりやすくなる。これまではこうした日々の悪循環の繰り返しだったと思うのです。

しかし、今では逆に節酒しているために睡眠の質が改善しています。睡眠の質が改善すると日中の疲労もしにくくなりました。このために、飲酒する必要もなくなりさらに睡眠の質が改善する。今はこうした好循環の状態になっていると思います。 考えてみると、酒量は多くなく一日ワイン3〜4杯でしたが、以前の私はアルコール依存とまではいかないまでも、依存傾向にあったのではと思うのです。これはやめてみて分かった新たな発見でした。やはり、最低でも週に2日の休肝日は必要だったと、最近は実感しています。もし、思い当る方がいたらぜひ一度節酒することをお勧めします。