オレンジカフェとスタジオ753

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。
ゴールデンウイークも過ぎ、季節は春から初夏に移りつつある感じです。私もこの陽気につられて、恒例の朝の上野公園での朝食を本格的に再開しました。小一時間、本を読んだりメールをチェックしたり音楽を聞いたりと、のんびりと朝の空気を吸いながら過ごすことで本当にリフレッシュできます。上野公園の新緑には毎年本当に癒されます。

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当院も、この7月で20周年を迎えます。あっという間でしたが、この間を思い出すと本当にいろいろなことがありました。様々な困難もあり、うれしいこともあった20年ですが、こんな微力な私でも何とかここまでやってこれたのも、皆様やスタッフのおかげとしみじみ思います。デイケアでも、創設時から通っていたメンバーで一時通所しなくなっていた人が復帰したり、ちょっとだけ昔を振り返ることが多くなって気がします。

さて、かねてからお知らせしていたオレンジカフェと就労継続支援B型作業所がいよいよ稼働します。この二つの新しい試みは、実は当院の20周年記念事業としても展開していきたいと思っていた事業です。20周年を迎え、なにか地域に貢献できる事業はないものかと考えて企画したものです。

オレンジカフェは、スタッフからアイデアをもらい名称を「にっぽりんぐ」としました。日暮里にご高齢の方や認知症の方あるいはその介護者の方の輪をつくるということと、オレンジリング(認知症サポーターのシンボル)をかけた名称になっています。小さな拠点ではありますが、ご高齢の方や認知症の方あるいはそのご家族の集う場として発展できればと思っています。月に一回の開催です。当面は、ホテルラングウッドの地下1階のイベントスペースにて開催されます。第一回は5月27日土曜日です。第一回には「認知症予防のための生活習慣」と題して、皆さんとお話ししたりして楽しい時間を過ごせればと思っています。どなたでも参加できます。ぜひ当日、ホテルラングウッド地下1階までお越しください。
→ チラシはこちらです。

就労継続支援B型作業所もスタッフから名称を付けてもらいました。「スタジオ753」といいます。場所が三河島の七五三通りに面してることにちなんで名づけられました。七五三通りは、いまは変わってしまいましたが、もともとは日暮里7丁目5丁目3丁目に面してるために七五三通りといわれているようです。ちょっと、穏やかな雰囲気のある通りで、それが気に入って作業所を作ることにしました。従来の作業所とは違ったコンセプトで、利用者さんに作業内容を自主的に決めてもらうことを目指しています。すこしだけおしゃれで居心地のいい空間をめざして設計しました。スタジオ753も、6月1日からの運営開始を予定しております。ご興味のある方はぜひ窓口に声をかけてみてください。見学など大歓迎です。

満20年を迎え、当院も少しずつ変化発展していきたいと思っています。そのなかでも、地域に密着した気軽に通える精神科診療所という基本は変えずにやっていきたいと思っています。基本を失わずに、新しいものを取り入れていくことを目指して今後もやっていきたいと思っています。これからもよろしくお願いいたします。