変わらない部分

Pocket

こんにちは、精神保健福祉士の坂井路子です。

十二月はどうも慌ただしく過ぎていき、気がつけばもうクリスマス!デイケアではクリスマス会が行なわれ、とてもにぎやかな一日になりました。クリスマスが終わると、いよいよ大みそかまでのカウントダウン。

leaf

わたしは毎年この時期になると、今年もおしまいだなあ、今年はいろんなことがあったなあとしみじみ感じて振り返り、年が明けたら新年の目標を立てています。みなさまにとって、2013年はどんな年だったでしょうか?2014年の目標は立てましたか?

先日友人と似たような話題になったのですが、友人は「1年経ったけど目標には届かなかった。何にも変わらなかったな……」と、肩を落として言っていました。確かに、目標を立てている人にとっては“結果が出ない”ことは、かなしいことのひとつでしょう。でもわたしは、“結果が出ない=変化がない”ではないと思うし、“変化がないこと=かなしいこと”ではないと思うのです。

先程の友人の話で言えば、「一年変わらず努力できた」ことは、誇るべきことではないでしょうか。ほかにもたとえば、「変わらず毎日を過ごせたこと」「大きく体調を崩さなかったこと」だって、自信を持ってもいいことではないかと思います。

わたしは振り返るときにはいつも、“変わった部分”“変わらない部分”のどちらもを挙げるようにしています。変わった部分がみつからなくて落ち込むだけで終わるより、変わらない部分も認めて評価していくことのほうが有意義に思うからです。“変わらない部分”のなかには、もちろん「変えていかなきゃいけないな、今度からがんばらなきゃな」と考えさせられる部分があります。でも、「これからも変わらずにいたいなあ」と思える部分もかならずあると思います

今まで“変わらない部分”は見過ごしてきた方。今回はぜひ“変わらない部分”にご注目を!よい目標を立て、そこに向かって一緒にがんばっていきましょう。