猛暑が続いていますね

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こんにちは。院長の阿部哲夫です。

うっとうしかった梅雨がようやく明けたと思ったら、毎日の猛暑です。今年は節電の夏でもあり、これまでクーラーがきんきんにきいていた場所も生ぬるかったりして、過ごしにくい状況ですね。しかし、少し生ぬるいぐらいの方が体にはいいようです。例年クーラーの浴びすぎからか、この季節は体のだるさや食欲の低下を感じるのですが、それがないような気がします。

皆さんは節電どうしていますか?我が家では、なるべく小さい部屋でそこだけエアコンをかけて過ごすようにしています。つまり、できるだけ寝室で過ごすようにしています。食事のときだけ、ダイニングで扇風機をかけて過ごし、それ以外は寝室で音楽を聴いたり読書したりして過ごしています。いつまで続くかという感じではありますが、続けられるだけ続けてみようかと思っています。

しかし、テレビで節電の方法を色々とやっていますが、なぜかテレビを見ないという節電方法について触れてはいないことに気づきませんか?テレビ番組の中でさすがにテレビをなるべく見ないようにとは報道できないのでしょうね。しかし私は、これはかなり有効なのではと思っています。なるべくテレビを見ないで読書やラジオを聴いて過ごすのもいいのではと思っています。私の友人の一人は、地デジ化を機にテレビそのものを持つことをやめるといっている人もいます。これも究極の節電ですね。なかなか、テレビなしの生活に挑むのには勇気が要りますが、一度テレビを見ない日を作ることにチャレンジしてみようと思っています。友人や家族と語らったり、読書したり、何かものづくりにチャレンジしたり、手のこんだ料理を作ってみるのもいいかもしれません。デイケアでは、ほとんどテレビはつけていません。それでも、プログラムをやったりトランプしたり、メンバーやスタッフと話をしていたりで過ごせています。それを考えると決して脱テレビは不可能ではないのかもしれません。

先日、復興担当大臣が失言で辞任しましたが、原因が軽度の躁状態だったとの報道がありました。躁状態とは、気分が高揚して、攻撃的になったり誇大的になったりして、お金を使いすぎたり、言動が尊大になったりする状態です。そういわれてみれば、松本前大臣の言動も理解できます。極度の疲労や不眠が持続するとこうした状態になりやすいのは事実で、先日の報道でも災害への対応などで不眠や疲労が重なっていたとのことでした。そういった意味では、松本前大臣も地震の被害者ともいえますね。辞任当時は、尊大な言動に非難ごうごうでしたが、こうしてみるとかわいそうでした。

松本前大臣のケースは違うかもしれませんが、最近うつ病ではなくて躁うつ病が増えてきているといわれています。特にⅡ型の躁うつ病といわれる、躁状態が比較的軽い躁うつ病が注目されています。従来、うつ病と診断されてきている方の中にこの躁うつ病が隠れているといわれ、治療法も違っていたり、抗うつ剤で躁転する可能性が高いなど注意を要します。もし皆さんのなかで、躁状態のエピソードに思い当たった方がいらっしゃいましたら、診察のときにぜひお伝えください。

暑い日がこれからも続きますが、皆様も体調に気をつけてこの節電の夏を一緒に乗り切っていきましょう。