こんにちは。院長の阿部哲夫です。毎日猛暑が続きます。皆さんは、夏バテや熱中症は大丈夫でしたか? しかし、今年の夏の暑さは、やはり異常ですね。昼間にちょっと外出すると、熱風を感じてしまい、趣味の散歩どころではありません。
連日、熱中症で救急搬送される方の数が報道されたり、観測史上最高などといったニュースを聞くと、やはり今年は暑いのだなと実感します。しかし、わたくし自身は節酒と睡眠を十分にとることを心掛けたせいか、多少はつかれやすいものの夏バテといえるほどの状態ではなく、食欲もあります。やはり、睡眠と運動は重要、とここでも実感しています。
短い旅行でしたが、夏の休暇には那須に行ってきました。そこでのハプニングは、宿の敷地内で、野生のサルと遭遇したことです。どうやら、一家らしく父親のサルと母ザルと子ザルが2-3匹の群れでした。気付くと逃げると思い、気付かれないように近くの木陰から観察していたのですが、なんと気が付くとこちらに向かってくるのです。わたくしが、ビニール袋を持っていたせいだと思いますが、目があった瞬間、次にはビニール袋に視線をうつし、奪い取ろういう勢いでした。ビニール袋を握りしめたら、すっと遠くに行ってしまいました。
その時に気が付いたことは、その父親ザルは必ず群れと我々の間にいたことです。つまり、家族に危害が及ばぬように人間の行動を見張っていたのです。常に、家族のことを考えて行動している様にすこしばかり感心してしまいました。自分は、はたして常時家族のことや仲間のことを思って行動しているのだろうかと、自問してしまいました。その話を、家族にしたところ、人間はサルのように行動はできない、なぜならば人間はサルと違って様々な誘惑に囲まれているから、と一言で片づけられてしまいました。
確かに、人間社会にはさまざまな誘惑があり、欲望に負けてしまうことが少なくないでしょう。しかし、家族や仲間を思いやることや大事にすることはどんな誘惑があっても、第一に考えるべきことだと思います。ごくごく当たり前のことですが、幼児の虐待や老人の介護拒否などの問題をみるにつけ、なぜサルにもできることが人間にはできないのかと少し残念に思います。自然の中で強く生きている父ザルには、このことだけにとどまらず見習わなくてはいけないことが少なからずあるのではと思いました。
これから、秋の学会シーズンに入るために内田教授をはじめとして、医師の勤務変更が若干あります。受付横の掲示板には掲示しますのでご確認のほどよろしくお願いします。