運動療法では、「運動をして体力をつけること」も大事ですが、運動を実施しながら運動量を管理して生活リズムを整えていくことも重要です。
さらには、その管理を自分である程度していけるようになることも運動療法プログラムの目的のひとつです。
参加者の皆様には、運動療法の実施日に運動内容を記録していただいています。
例:有酸素運動 トレッドミル 10km/h 30分 & 筋力トレーニング チェストプレス 10kg 10回…
また歩数や消費量を測定する活動量計もつけていただき、どの程度活動したのかを把握していただきます。
当然ですが落ち込みや意欲低下があるときは活動量が少なくなりますが、気分が改善していくとともに活動量も増えていき、同時に体力もついていきます。
気をつけておきたいことのひとつとして、がんばりすぎてしまう性格の方や短い期間の軽躁がある双極性障害Ⅱ型の方は運動量の増やしすぎです。
運動記録をつけて、やり過ぎではないかとモニタリングしてコントロールしていくことが重要です。