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スタッフから 運動の内容

運動処方と有酸素運動


うつや不安の運動療法研究は発展途上です。それらの検討すべき点もいくつかブログで取り上げて行きたいと思います。

運動療法では、有酸素運動や筋力トレーニングなどを実施していますが、どんな科学的根拠をもとにどのように実施するかという点が重要になってきます。

処方のひとつとして検討すべきのひとつとして「負荷」が挙げられます。

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あべクリニックの運動処方の基本は、アメリカスポーツ医学会の運動処方(ACSM, 2009)の指針を参考にしており、
そこには有酸素運動や筋フィットネス(筋力トレーニング・レジスタンストレーニング)などの処方の一般原則が書かれています。

実施前に「目標心拍数」という値を算出して、それをもとに有酸素運動の負荷を決めていきます。
筋力トレーニングの負荷設定では、心拍数とは別の基準を採用しています。

運動習慣のない方、久しぶりに運動をする方もいますので、無理のない範囲から負荷を設定して取り組んでいただいています。

参考文献
ACSM (2009). ACSM’s Guidelines for Exercise Testing and Prescription. (運動処方の指針
運動負荷試験と運動プログラム 原書第8版 (2011)(監訳)日本体力医学会体力科学編集委員会 南江堂)