運動療法のプログラムでは定期的に体力測定を行っていることを以前書きましたが、もう少し詳細を書いておきたいと思います。
体力は筋力や全身持久力、瞬発力などいくつかの要素で構成されていると思いますが、そのうち全身持久力と筋力を測定しています。
全身持久力は循環器系(心臓や肺)の能力、「最大酸素摂取量」で評価ができます。
いいかえると、呼吸をすることでどれだけの酸素を肺に取り込むことができるか、それをどれだけ効率良く全身に効率的に血液で循環させることができるかということです。
酸素摂取量を測定するマスクをつけながらエアロバイクをこぎ、徐々にペダルを重くしていき最大酸素摂取量を測定する方法をとったほうが厳密かもしれませんが、装置が大掛かりなため導入が難しいです。そのため、脈拍数の上がり方で体力を測定する方法をとっています。
つまり、推定最高心拍数の75%レベルの脈拍時にどれだけの運動ができるのか(どれだけ重いペダルをこげるのか)を測定していきます。そこからエアロバイク内のコンピュータが推定の最大酸素摂取量を算出します。