こんにちは。
院長の阿部哲夫です。
ことに、この季節の夕暮れ時は最高です。「春宵一刻値千金」という言葉がありますが、梅雨入り前の夕暮れ時は、なんとも言えない風情があり近所を歩くだけでも気分がよくなります。
楽しかった連休も終わってしまいましたね。皆さんはいかが過ごされましたか?連休が終わるとどこかに行きましたか?とよく聞かれますが、今年は前半にちょっと近場の温泉に一泊で行っただけで、後半に至っては天気も悪かったこともあって家に閉じこもっていました。しかし、この季節は新緑が美しくどこに行ってもすがすがしい気分になれます。遠出しなくても近所の公園でも十分に楽しい季節です。
それで、この季節には暇があれば散歩をするように心がけています。そうやって毎日歩いていると、歩いた後に非常に爽快な気分になっていることに気が付きます。とくに、競歩のようにかなりのスピードで歩くと、爽快感がさらに増します。そのため最近は、これも運動療法の一環として考えて一生懸命に歩くようにしています。
うつ病に対する運動療法の効果は、その有効性について言及している論文がいくつもあるようです(くわしくは内田先生に聞いてください)。それも意識して、毎日通勤の行き帰りはウォーキングするようにしています。その効果はテキメンで、天気がよく歩いてこられた日は、診療がよりスムースに行えます。多少患者さまが多い日でも、疲労を感じることが少なくなりました。先月のブログにも書きましたが、運動療法はうつ病の治療と予防の両方に効果があると思います。
こうしたこともあって、現在あべクリニックでは、運動療法をデイケアプログラムの中で、現在よりも体系的に取り入れていくことを計画中です。さいわい、この4月からスポーツインストラクターの経験のある方にも入職していただきました。こうした縁も生かして、うつ病に対する運動療法の普及にも力を入れていきたいと思っています。まずはリワークナイトケアのプログラムをスタートする予定です。興味のある方は、スタッフまでお声がけください。
また、気がつかれた方もいるかと思いますが、この春から新しい看護師さん(2名)や精神科ソーシャルワーカー、受付事務職員に仲間に加わってもらっています。こうした新しい力も加わったので、今年度は訪問看護や認知行動療法、運動療法などのあたらしい試みにチャレンジしていきたいと思っています。6月以降少しずつ情報提供していきますので、ご興味のある方は是非ご参加いただけると幸いです。
これからは、梅雨に入ると天候不順も続きます。梅雨時に毎年体調を崩してしまうと私としては、これからの健康管理を考えると自分自身少し憂鬱です。みなさんも健康には是非気をつけてください。私自身は、運動療法などを生活に取り入れて何とか乗り切っていきたいと思っています。