日の暮れる時間が早くなり、秋を時折感じられるようになりました。秋刀魚や松茸といった秋の味覚を愉しみにしているのですが、まだ今年はあまり見かけません。気温が平年よりも高いことが影響していると聞きます。今年の夏の平均気温は過去4番目の暑さだったそうです。
秋の食材に限らず、食材本来の香りや料理の香りに心が踊る時がありますが、皆さんはどうでしょうか。私は、バターで炒めたにんにくやよく焼いた秋刀魚の香りを嗅ぐと食欲が湧きます。逆にある食材が苦手だったり、満腹のときにそれを嗅ぐとあまり良い心地はしないでしょう。見た目と味以上に、「香り」で美味しさを感じているのでしょうか。
香りについて調べていたところ、人間には香りを感じ取る匂いの受容体が380種類存在していると聞いて驚きました。匂いを嗅ぎ、評価をする職業がありますが、例えば、ワインのソムリエはそれらの受容体が発達しているんでしょうね。