冬到来

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。
12月に入り本格的な冬がやってきた感じですね。朝晩は冷え込みますし、外出にはコートが欠かせなくなってきました。今年もあっという間に、12月です。つい最近お正月だと思っていたのに、本当に一年は早く過ぎます。


photo by j.k

ある人が、年を追うごとに一年が早く過ぎるのは、記憶力の低下と関係しているのではと言っておりました。つまり若い時には記憶力に優れているために、一年間に起こった出来事をより多く憶えていると言うのです。そのために、一年のエピソードも豊富でより長く感じられるのではないか。しかし、その一方で歳を取ってくると、記憶力も低下するために記憶も断片的となり、覚えているエピソードも少なくなってくる、だから一年が短く感じられるのではないかと。もちろん、歳を経るに従って生活も安定し、生活の変化が少なくなることなども関係していると思います。しかし。こうした要素を取り除いても、この説は当たっているのではと考えさせられます。

先日、当院のデイケアでファンファン祭り(文化祭)が開催されました。毎年この時期に行っているので、外来の患者さんでもご存知の方もいるかもしれません。デイケアプログラムで行っている、ボイストレーニング(合唱)や手話、バンド活動の発表や、絵画や写真、コラージュ、ビーズなどの作品展示を行う会です。毎年毎年、各分野の活動レベルもアップし、本当にいつも感動させられます。色々な障害があって、制限もある中で一生懸命に歌ったり、楽器演奏したり、作品を作っている姿は本当にすばらしいものです。我田引水ではありますが、精神科デイケアのメンバーに活動の場所を提供し、居場所となっているのをみるにつけ、いろいろ苦労はあるものの、この場所で外来だけではなく精神科デイケアを開設して本当に良かったと実感できる瞬間です。これからも、精神科デイケアの充実を図り、その役割を果たして行きたいと思っています。メンバー以外でご興味のある方は気軽に声をかけてください。ご説明あるいはご見学の希望にこたえられると思います。

あと、先日からお伝えしていますが、私 阿部の診察日を増やすことにしました。最近外来の患者様も徐々に増えてきて、診察の予約が取りづらい状態が少々あったと思います。こうしたご不便を緩和するためにも、私の診察日を1日増やすことにしました。こうすることにより、診察もこれまでより余裕を持って行えるようになるのではと期待しています。これだけではなく、今後も診療の質を向上させるように改善を継続していければと思っております。また、来年1月からは北村医師の診察日も、増やす予定でおります。

さらに、土曜日午前に診療を担当している内田教授にも、近い将来日数を増やしていただく予定です。内田教授は、睡眠障害とスポーツ精神医学のエキスパートで現在早稲田大学で教鞭をとられております。睡眠障害についてご相談のある方は、受付までお申し出ください。

本年中は大変お世話になりました。これからも、あべクリニック一同クリニックの向上に努めてまいりたいと思っております。来年もどうぞよろしくお願いいたします。