『樹脂粘土』をご存知ですか?やわらかく造形しやすい粘土で、しっかり乾くと軽くて丈夫なプラスチック状に仕上がるため、スイーツデコをはじめとする小物やストラップパーツなどを簡単につくることができる、というものです。
成分は木工用ボンドと同じ酢酸ビニル樹脂エマルジョンがベースとなっており、その他もでんぷんや着色料など安全性の高いもので構成されているので、作業も安心して行えます。楽しみながらかわいいものが作れる!と近年流行しており、ついには100円均一でも販売されるようになりました。
デイケアでは毎月、参加しているメンバーの希望に応じて新しいプログラムに取り組んでいます。3月は『樹脂粘土』を作ってみたいとの声が上がり、スタッフもメンバーも初体験の樹脂粘土づくりに取り組みました。
粘土は白、黒、茶、赤、青、黄、緑の7色。作品をグッズとして使えるように用意されたストラップパーツやイヤホンジャックパーツ、マグネットから使いたいものを選び、それぞれ自由に制作しました。何を作ろうか思い浮かばない、迷ってしまう…と話しながらも、時間いっぱい制作に励まれ、多種多様な作品が仕上がりました。乾燥して使えるようになるまでは数日から1週間程度。参加者全員の作品が並ぶ棚はとてもにぎやかでした。
希望に応じて行われるプログラムは、参加メンバーの希望や楽しみを叶えるだけでなく、スタッフとしても有意義な体験となり、メンバーそれぞれの新しい一面を見られるきっかけにもなっています。今後もみなさんの積極的な意見をお待ちしています。