当クリニック外来を利用されている方はお気づきかもしれませんが、昨年から室内の装いが華やかになっています。季節感を感じられるような花々や、椅子の横にあるしつらえ、診察室のテーブル上の植物が今までより頻繁に変わっています。当院スタッフの宇田がアレンジメントしています。
通常は植物を飾る業者等にお願いして、鉢物を置いたり、定期的に切り花を代えたりする程度ですが、そういった場合、細やかな気遣いまではできないものです。趣味の問題かもしれませんが、「耐陰性が強い」といわれるポトスやモンステラなどの植物は見飽きていますし、やや不気味に思えます。また、花屋さんのフラワーアレンジメントもメンテナンスが少なくても長く咲くものを選びますので、どうしても季節感に欠ける場合が多いです。
春ならば春、夏ならば夏らしい植物を目にすることは、心にもよい影響を与えるように思います。都会は自然に触れる機会が少ない場所だからこそ、2月くらいのまだ寒い時期はユキヤナギやコデマリ、梅などの小さな花をつける樹木を、春には桜を見たいと思ってしまいます。
と、ここまで書いてしまうとどこかの営業トークになってしまいますが、漫然と過ぎてしまう日常に少しでも気づきを与えてくれるものがあると、日々が楽しく感じられますね。気持ちに余裕のあるときは、ぜひ当院のしつらえに目を向けていただけると幸いです。