縁あってあべクリニックに戻ってきました、看護師の笠尾です。みなさんに再び優しく迎え入れていただきとても感謝しています。

さて、私がこの夏にした貴重な体験をみなさんにお話ししようと思います。私はこの夏、北アルプスの奥地にある標高2500mほどの小さな山小屋で働いていました。電気や水、ガス、食料や物資などライフラインにも限りがある中での暮らしは自分の生活能力が試される貴重な経験になりました。

台風や悪天候による物資の不足、突然のアクシデントなどのピンチを小屋のスタッフと協力して乗り越えました。山の厳しさを体感し自分の非力さを痛感する出来事もたくさんありました。そのような中で標高の高い場所でしか見られない景色、高山植物などたくさんの自然に触れることができました。満天の星空、澄んだ空気の中で季節が移り変わる瞬間の美しさはとても印象深いものでした。

山の上での経験を今後の生活の中でも活かしつつ、生涯のライフワークとして山登りを続けたいと思います。