デイケア15周年

Pocket

今年の夏は猛暑日連続日数の記録が更新されるなど例年にない厳しい暑さですが、あべクリニックのデイケアには毎日大勢のメンバーさんが来所されています。そのデイケアも今年で15周年を迎えます。

DSC_0037

申し遅れました、臨床心理士の土屋と申します。あべクリニックには非常勤として勤務している時期がほとんどなのであまり目立ちませんが、実はデイケアが開設される前から勤めさせて頂いている古株です。

デイケアを開設した当初は、まだ私自身1対1の個別カウンセリングしか経験がなかったため、集団の中でどのようにメンバーさんと関わったら良いのか模索していました。そんな中、メンバーさんの1人から「人見知りなの?集団、苦手?」と声を掛けられました。それまで頭だけでどうすべきかを考えてガチガチに緊張していたのが、その一言でフッと肩の力が抜けて“まずは皆さんと関わってみないと何も見つけられない!”と、自然体でメンバーさんと関わる中で“ デイケアの中で臨床心理士として私が出来る事は何だろう”という答えが少しずつ見つけられるようになってきました。基本中の基本まで頭から飛んでしまう状態になっていたなんて思い出すと恥ずかしい限りですが、15年経った今でもそのメンバーさんの一言は忘れられません。

この“デイケアの中で私が出来る事は何だろう?”という問いに対する答えは無限大です。この15年間でいくつも見つけて来ましたが、これからもずっと新しい答えを見つけていきたいと思っています。

デイケアだけでなく外来のカウンセリングでも実感している事ですが、メンバーさんや患者さんと共に私も成長し、そして育てて頂いてきました。デイケア15周年という節目に改めて初心に戻り、これからもあべクリニックに来院される方々に私自身が出来る事を常に探し続けていきたいと思っておりますので、どうぞ今後ともよろしくお願い致します!