残暑お見舞い申し上げます

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こんにちは。
院長の阿部哲夫です。

8月半ばも過ぎ、毎日のように猛暑日が続いていますね。こうした時期は、食事や睡眠といった生活の基本的なリズムを崩しがちです。夜暑さの為に寝苦しかったり、夏ばてで食欲が落ちたりすることから、精神的なコンディションを崩すきっかけになったりすることもあります。皆さんは、こうした事を予防するために工夫されていますか?

夏ばて対策には妙案はありませんが、いつもの時期よりも生活のリズムを崩さないように心がける事が必要でしょう。夜更かしをしない、いつもより飲酒量を抑える、暴飲暴食を避ける、入浴時間を長めにとって緊張を和らげてから入眠する、クーラーの設定温度を出来るだけ高めにし、クーラーをタイマーを設定して冷え過ぎに気をつける(ちなみに私は就眠時のクーラーは30度に設定して寝ています)。こうした、当たり前の事をこまめに気をつけていくしかないと思っています。お彼岸まで残り1ヶ月とちょっと、なんとかこうしてこの節電の夏を乗り切って行きたいものです。

この夏に表参道青山付近に行く機会が何回かありました。この周辺は、ご存知の通り非常にファッションやデザインに敏感な街として知られています。いつも感じている事ですが、今回は特に異様にやせている人が多いと感じました。町全体が肥満を拒否しているといったら極論でしょうが、異常にスタイルのいい人や異常にやせた人が目につきます。まるで腕のような細い足にタイトなパンツをはいた人を何人か見かけましたが、あまりの細さに本当に驚きました。聞けば、ブランドによっては極端にやせた人しか着られないブランドさえあるそうです。

また、先日浅草に行く機会があり、マルベル堂にも寄ってきました。マルベル堂はご存知ですか?ブロマイドを売っているお店です。昔のアイドルのはがき大の写真を売っている店ですが、そこでキャンディーズの写真を見て驚きました。今の基準からすると、みんなぽっちゃりとしているように見えたのです。当時は、スタイルが良いのがうりだったアイドルだけに衝撃的でした。キャンディーズの解散は、たしか昭和53年か54年だったと思います。この30年間で、いかに日本人のスタイルが変化したかを改めて気づかされました。

しかし、やせている事イコール良い事と思われていますが、それは間違いだと思います。やはり機能的で健康的なスタイルこそベストだと思います。精神的にも肉体的にも、健康的な体型こそが理想でしょう。人間の体は服を着させるためだけにあるのではありません。服を着て美しくなることだけが目的化されている体型というのは異常ではないでしょうか?こうした、極端にやせ過ぎの体型の人が高齢化したときにどういう結果となるか、想像するまでもないでしょう。ヨーロッパでは、やせ過ぎのモデルはショーやCMには出られないという規制を作るという動きもあるようです。こうした規制は、日本でも必要なのではないでしょうか?あるいは、健康美こそが美しいのであって、一定以上にやせ過ぎている事は美しくはないというキャンペーンが必要なのではないでしょうか?テレビのタレントも、極端にやせると出演できなくなるくらいの事もあっても良いのではないか、そんな事を表参道を歩きながら考えていました。こんな事を言っていると、「それよりも自分の腹部のふくらみを何とかしろ」といった声が聞こえてきそうなのでこの話はここまでにしておきます。