ゴールデンウィークですね。

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こんにちは。院長の阿部哲夫です。
いよいよゴールデンウィークが終わりました。これから梅雨にかけて、一年を通じて最もいい季節です。熱くなく寒くなく、ハナミズキの花が満開で本当にきれいです。周囲を見渡すと本当に平和です。家にこもってテレビさえ見なければ、のどかな春の風のすがすがしさを感じることができます。

Photo by TOMOKO UJI on Unsplash

周囲を見渡すと本当に平和です。家にこもってテレビさえ見なければ、のどかな春の風のすがすがしさを感じることができます。

今年は外出自粛令が出ているので、予定していた計画を皆さんも中止にされていると思います。GWに、どこにも行かず自宅にいたことは、おそらく開業以来初めてだと思います。しかし、家に閉じこもっている生活にも段々慣れてきました。仕事と家の往復だけで、夜飲み歩くことも、夜の会合や会議もありません。新型コロナウイルスへの不安や恐怖がなければ、規則正しい生活で睡眠は十分、手洗いうがいを頻繁にしているせいもあり、体調だけみれば、むしろ調子がいいくらいです。

外出の自粛もあり、唯一の外出は近所の散歩です。天気のいい日に散歩すると今は新緑の季節で、本当に木々の美しさが目に沁みます。今まで、近所を散歩してもあまり感動はなかったのですが、こうした自粛生活の中では些細なことでも、生き生きと感じられるような気がします。ちょっとした、近所の散歩でも貴重な外出の機会と思うと、目に入る景色を堪能しようとどん欲になります。道端の雑草が花をつけていても思わず見とれることさえあります。今までの普通の生活のありがたみを無駄に見過ごしてきたのだと思います。私のおすすめスポットは谷中の墓地です。ウイルス感染症に対しては注意しなければいけませんが、こうした耐乏生活も無駄ではないような気がしています。聞きなれた音楽を聴いても、以前よりもより心にしみわたる気もしますし、耐乏生活のため五感が研ぎ澄まされてきているのではないかと思います。

最近、テレワークでストレスが増し、精神状態のバランスが崩れたと訴えてくる患者様が増えてきています。自宅待機が長期化し、ストレスが蓄積してきているようです。「人と話す機会が減ってしまった」「わからないことがあっても、すぐに同僚や上司に聞くことができない」「なにか困ったことがあっても相談ができない」など、会社に行くことで調和がとれていたものが大きく崩れ不調になる人が増えてきています。

また、今後は景気の先行きも不安です。自粛が長期化すると、企業の経営も不安定になってくるでしょう。景気が悪くなれば、簡単に言うと懐が寒くなれば、人間は落ち込むのが常です。多少、抑うつ的になっても、人間は現金なもので懐があったかければ、気分は少し上がるものです。しかし、今はそうしたことも見込めません。おそらく、今後はこうした状況から、うつ病になったり精神的に不安定になったりする方が増えることが予想されます。こうした状況にも当院が対応できるよう感染予防に努め、診療を継続できるようにしていきたいと思っています。

受付カウンターに透明の仕切りを設置したり、診察室にもアクリルボードを置いたり、皆さんに検温や手指消毒をしていだくなど、ご迷惑をおかけしております。これも、感染拡大を防止するための苦肉の策です。非常勤の先生方も、種々の事情で通勤が困難となり臨時休診となる場合もあります。情報はホームページで最新のものを発信してまいる予定です。ご確認ください。しばらくご面倒をおかけしますが、ご協力のほどお願い申し上げます。