先月、第二回目となるナイトケア特別プログラム、舞踏家岩下徹氏による「ボディワーク」というプログラムが開催されました。岩下氏は、日本国外での評価が高く、世界のコンテンポラリーダンスの最高峰であるパリ市立劇場でも講演している「山海塾」という舞踏グループの一員であり、フランスで革新的な精神療法を進めている「ラ・ボルド病院」でもダンス療法を行ってきた方です。
縁あってスタッフ梅津がお世話になったこともあり、あべクリニックでダンス療法「ボディワーク」を行っていただくことになりました。岩下氏のワークショップでは、「少しずつ自由になるために」という副題がつくことがあります。岩下氏の実体験に基づく重要なテーマとなっています。
寝そべった姿勢から始まり、徐々に動きを大きく、場合によっては他の参加者と関わるような踊りに変化していく場合もあります。私としては、凝り固まった考えからだんだんと自由になっていく方法を教えていただいている気がしています。コンテンポラリーダンス、という分野に触れたことのない方は多く、とっつきにくいように感じる方もいらっしゃると思います。かくいう私も苦手でしたが、一度体験していただければ、じわりとその良さをわかっていただけると思っております。
今後、ナイトケアで定期的に行っていただくことでなっていますので、ご興味のある方は、ぜひご参加ください。また、 日本に限らず、各地で精力的に活動されている岩下氏の即興ダンス公演が今月15日19:00より、中野のポレポレ坐にて開催されます。
詳しくは下記URLをご参照ください。
http://za.polepoletimes.jp