スタッフ紹介

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はじめまして、4月に入職しました臨床心理士の杉本と申します。外来でカウンセリングを担当させていただいております。まだまだ経験不足でご迷惑をお掛けする事がありますが、あべクリニックでの一つ一つの出会いを大切にしながら成長していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

yama

臨床心理士になる前は企業で役員秘書として働いていました。役員の分刻みのスケジュールに合わせた目まぐるしい毎日、一挙手一投足に失敗が許されず、常に張りつめた空気が漂っていました。そのような環境下では、周囲に合わせる事に一生懸命になりすぎてしまい、自分の体と心を大切にする余裕を次第に失う危うさを感じていました。

このような会社員時代の経験から、最近では、休日はなるべく自然豊かな場所でリフレッシュするようにしています。 今年のGWには八丈島へ旅行して、八丈富士に登りました。日々の運動不足がたたって頂上までものすごく遠く感じ、すぐに息が上がってしまいましたが、同時に不思議な感覚にもなりました。

山を登る自分の足に注意を向けてみたとき、例えば足を上げ、下ろし、地面に着けて、離していく…というように、一歩一歩踏みしめるように登っていくうちに、確かに疲れているはずなのに、だんだんと晴れやかで爽快な気分になっていきました。また、悩みや不満が多い自分の生活にばかり気を取られていたのが、そんな自分にも理解者や、励ましてくれる人達がいたりすること、色んな人達から支えられて毎日やってこられている事にふと気づき、心の底から感謝したい気持ちになっていったのでした。

いわゆる歩く瞑想のような効果があったのかもしれません。山頂という目的地にただ着くためだけに登っていたのが、いつしか今この瞬間の歩く感覚をじっくりと味わい、等身大の自分を観察してみることが目的かのように一歩一歩大切に歩いていったのです。そうすることで、今の自分がもつ幸せに繋がることができたように思います。頂上からの景色は格別なものでした。

皆様、こんな私ですがこれからどうぞよろしくお願いいたします。