リワークデイケアでは先月の13日に「ブレインストーミング」のプログラムを実施しました。ブレインストーミングとは、あるひとつのテーマに対して複数のアイデアを挙げあうもので、「それは意味のないこと」「やってもうまくいかない」といったような批判をしないこと、数多くアイデアを挙げることなどの条件のもとに行います。
認知行動療法をリワークデイケアでは実施していますが、その中で問題解決技法という技法があり、その中で問題にぶつかったときにどのような対処策が考えつくかということをブレインストーミングを使って行います。
何か問題があった際に皆さんはどのように対処を決定しているでしょうか。無意識に行動している、意味のあると考えた対処法を挙げてそこから選ぶなど様々だと思います。復職後の対処行動が再発防止に繋がっているといっても過言ではないため、今までとは違った方法論で対処法を考えられるようにと、このプログラムを実施しています。
今回のプログラムではブレインストーミングの概念や面白さ、頭を使っている感覚などを感じていただくためカードゲームなどを使って今回は実施しました。「自宅のスペースを有効活用するため、今よりも多くスペースを取るにはどうしたらよいか」というテーマで話し合いました。個人で順番に答えて行く方式、チームで考えて出す方式、早押し方式など色々とゲーム方法を試してみました。頭を使った、緊張して答えられなかった、自分の番の時は答えられないが、人が答えられず困っている時などにはアイデアを思い付いたなどの意見がでました。
実施方法にはまだまだ工夫や検討が必要ですが、対処法検討のひとつの方法として選択肢が広がったらいいなと思っています。