今年の初めにも紹介しましたが、デイケアでは土曜日の午前中に認知症予防に興味のある方を対象に「ものわすれ予防プログラム」を実施しています。数種類のプログラム内容で構成されていて、毎週取り組む内容が変わります。塗り絵や脳トレの他に、『コグニサイズ』や『回想法』といった専門的なものやフラワーアレンジメントのような趣味や余暇活動につながるものも実施しています。
プログラムは、1週間の睡眠や食事の内容や血圧や脈拍などの健康チェックから始まります。皆さんきちんと記録をとられているようで、食事の内容などを聞くとそこから話が広がりました。チェックを終えると、運動プログラムに移ります。数をかぞえながら運動をする『コグニサイズ』では、「難しいねえ」「あ、間違えちゃった」などと苦戦しながらも熱心に取り組んでいる様子もみられました。その他、過去の写真や物を見て、過去を回想する『回想法』や、お花を活けるフラワーアレンジメントのプログラムも実施しました。
また前回の実施時には、ものわすれプログラムでは名前が簡素すぎるので、会の名前を決めようと皆さんで話し合いました。「碧空」と書いて「あおぞら」と呼びます。タンゴ経験者の方が昔よく踊った曲があるとのことで、実際にその曲を皆で聴いて最終決定しました。とても爽やかな名前です。次回はアロマにも挑戦予定です。メンバーさんもスタッフも五感と身体をフルに活動させて、認知症の予防に取り組んでいきたいと思っています。