認知症の予防と早期発見

Pocket

こんにちは、PSWの近藤です。2025年問題とささやかれる4人に1人が75歳以上になると予想される年まで、あと10年です。平成27年1月に国の認知症施策「新オレンジプラン」が示され、東京都でも様々な計画が展開されています。行政だけではなく、大手総合スーパーなどの企業も自社内で認知症サポーター養成を行うなど、時代のニーズに対応した動きが始まっています。

当院の阿部哲夫院長は、認知症専門病棟での勤務経験があり、平成10年から荒川区高齢者福祉課の相談医を担当しており、当院でも認知症の鑑別診断、最新の高度な治療を提供しています。
 
認知症は発症する前に予防することが大切です。
①食生活に気をつける
②適度な運動をする
③生活を楽しむ
④人と積極的に交流することで予防につながります。

例えば「昨晩の夕食メニューが思い出せない」のような物忘れや、判断能力の低下を感じたら、まずはお近くの相談しやすい、かかりつけ医に受診することをお勧めします。早く発見できれば、それだけ進行を遅らせる治療ができます。

一般的に「認知症は関係性の病」だと言われます。認知症の患者さんにとって、相応しい環境や人間関係が調えば、住み慣れた街で暮らし続けることができます。地域医療に貢献することは当院設立の理念です。疾病の重症度や、人種、環境の差などから患者さんを差別することのない平等な医療を実現していきたいとスタッフ一同心がけています。