スタッフ紹介

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みなさんはじめまして。2月から入職させていただきました看護師の久保田と申します。初めて精神科で働くこともあって、毎日緊張して過ごしております。
今回自己紹介をさせていただくということで、わたしがなぜ看護師を志そうと思ったのかを、皆様にお話させていただこうと思います。

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わたしは今から17年前に骨肉腫を患いました。初めは筋肉痛のような痛みが右足に続き、だんだんと歩けなくなり、両親に抱えられて近所の病院を受診したところ、医療設備が整った病院でないと治療ができないということで、自宅から2時間以上も離れた病院にすぐに入院することになりました。
わけもわからないまま家族と離れて入院生活をおくり、入院してから一週間後には12時間におよぶ大手術を受けました。

やっと手術が終了したと思いましたが、その後も苦痛の連続でした。手術で骨を切除したぶん左右に脚長差ができてしまい、脚長差を戻すために足にむき出しのネジを刺し、毎日一回転ずつ自分でネジを回し、足をのばす治療を行わなければなりませんでした。

当時小学生のわたしは、最初は自分の足に刺さっているネジを回すことが恐怖でありなかなかできず、自分で回す訓練を行っていました。その時、たくさんの看護師さんが優しく見守り励ましてくれたことがきっかけで恐怖心を克服することができ、自分でネジを回せるようになりました。足をのばす治療は約一年続き、その間体重をかけて歩くことができず何度もくじけそうになりました。また、ネジをとってからのリハビリも苦痛の連続でしたが、そのときも看護師さんの言葉に何度も励まされました。

この体験がきっかけで、今度はわたしが看護師となり患者さんの力になりたいと思うようになり、夢を叶えて現在看護師をしています。

骨肉腫になったことで失ったこともたくさんありましたが、その反面、骨肉腫がきっかけの出会いから得たこともたくさんあり、出会いの素晴らしさも学びました。
 これからあべクリニックでたくさんの出会いを通して、看護師としても、一人の人間としても成長できたらと思います。皆様よろしくお願い致します。