鬼は外

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こんにちは。院長の阿部哲夫です。
今年も節分の時期がやってきました。節分とは言えまだ春の気配は感じませんが、冬のこの寒さももう少しの我慢と思うと何か気持ちが軽くなります。先日も記録的大雪でしたが、この寒さもあと少しと思って我慢できました。

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先月の年頭所感で今年は少し業務を絞ってという話をしたかと思いますが、この計画はなんとか実行できています。少し、義理を欠く部分もありますが、心を鬼にしてと言うのは大げさですが、極力夜の用事は断るようにしています。そうすると不思議ですが、何か日中はやろうという気になってきます。たとえば、スキーに行こうとか一人旅をやってみようとか前向きな気持になってきます。こうしてみるとこれまで、いかに義理のために自分が、やりたくないことをやってきたのかと気が付きます。もちろん、仕事に関してやらなくてはいけないことはあります。しかし、これが本当に仕事にとって重要な事なのかどうか、しっかり吟味するようになりました。

よく付き合いだからと、会の役職を引き受けたり会合に出かけたりすることがいかに多かったかを今更ながらに気が付きます。ひとつひとつのことは大したことではなく、こんな自分でも役に立つならと気軽に引き受けてきました。しかし、こうしたことが重なると疲労が蓄積するのです。逆に言うとこうした無駄を省くことが、仕事への活力を増し、より診療や診療所の運営に力を注げることに気が付きました。付き合いも、広い意味では仕事に役に立つことがあることも事実です。しかし、時間が限られている以上、どちらがより効果的かを考える必要があるのではないでしょうか。

年齢も重ねてくると若いときと違って、エネルギーの無駄使いはできないと実感しています。しかし、逆に言えば、精神的エネルギーの効率化をよりすすめれば、若い時以上のパフォーマンスを発揮できることにも気が付きました。これからは省エネで、ストレスを貯めずにやっていこうと思っています。こうしたことは、スポーツに例えるとわかりやすいと思います。技術が向上すれば、無駄な動きがなくなり体力が衰えても十分にやれると思います。たとえば、私の好きなテニスでも、ボールコントロールがきちんとできれば自分が振り回されず、むしろ相手を振り回して若い人からでも得点ができます。具体的に言えば、ドロップショットを打って相手を前に引き出してからロブをあげて後ろを抜くといった作戦です。今年は、テニスも技術を向上させてより頭を使って得点を上げていきたいと思っています。

診療においても同様です。治療技術を向上させたり、スタッフと協力して様々な療法を組み合わせることでこれまで以上に治療効果を上げることができるのではと思っています。そのためにも、無駄なところには力を入れずに任せるところは任せてやっていくことが必要だと思っています。

皆さんの日常生活も同様なのではないでしょうか?少し、いろいろな作業を見直して、無駄を省いたり、義理でやっていることをやめたりすることで、少しは生きづらさが取れたりするのではないでしょうか?そのためにも、ただ快く引き受けるだけではなく断る勇気も必要です。世間の柵も大事ではありますが、優先順位をつけて断れるものは断っていくことも大事です。多少の批判は覚悟する必要はありますが、今年は少しはノーということも言っていきたいと思っています。こうした無駄というか鬼を退治すれば、少しは余裕というか福が舞い込んでくるのではないでしょうか。「鬼は外、福は内」で今年は行きたいと思います。

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