バスハイクと牧羊犬

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すっかりGWを過ぎてしまいましたが、先月4月、デイケアでは、バスハイクに行ってまいりました。前回は天候不順で中止となりましたが、今回はその時予定されていた千葉方面への旅行となりました。

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最初に訪れた場所は、今流行しているInstagramというSNSで有名となった「濃溝(のうみぞ)の滝」です。バスで現地に到着した後、小道を5分ほど歩くとすぐに見られます。実際に見た感想はというと…思ったより普通な気がします。しかしながら、ここからが不思議ですが、写真で切り取った場合はなかなかの感じになります。「フォトジェニックな風景」と言えるのではないでしょうか。これが現代の名所のあり方なのでしょうか。勉強になりました。

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昼食は鋸山周辺で潮風を感じながら、「ばんや」の海鮮丼をいただきました。安定の味でとても美味しくいただきまいした。

午後はマザー牧場に到着。アイス作りとファームツアーの二手に分かれて、体験ベースの観光となりました。ファームツアーに参加した私梅津ですが、今回は特別の体験となりました。人生で初めて生まれたての羊と山羊をみることができたのです!小さな毛のかたまりがプルプルしながら立っている姿は感動的で、できればそのまま一時間、いや少なくとも30分は滞在したかったのですが、ツアートラクターはそのまま進みます(泣)。さらに今回、案内している方いわく、年に1,2度しかない「牧羊犬が2匹出てくる」という貴重の日だったようです。

そして、ここで勉強になったのは、牧羊犬には「ヘディングドッグ」と「ハンタウェイ」という2種類の犬種がいるということでした。「ヘディングドッグ」は一切吠えずに、低い姿勢で羊の行く手を塞ぐように細かく動き回ることで羊の群れを誘導し、「ハンタウェイ」は離れた場所から吠え立てて全体の指揮をとっています。それらに指示を出しているのが人間の口笛ですが、見事な役割分担で集団をコントロールしていました。最後に「ハンタウェイ」が自ら動いて誘導していましたが、これも稀なケースらしいです。普段は吠える声が大きいので羊を怖がらせすぎないように離れたところから吠えているそうです。適材適所の典型で可愛いだけでなく、賢い犬達とそのシステムにも感動です。

最後に、夕暮れ時の「海ほたる」に立ち寄り、天使のはしごを堪能してから予定どおりの時間にデイケアに帰ってきました。移動時間もそこそこあったので多少疲れを感じましたが、一日バス旅行の醍醐味を味わうとともに、最後まで好天に恵まれ、楽しみつつ、多くのことを学ぶことのできたバスハイクとなりました。

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