11月ですね。

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こんにちは、院長の阿部哲夫です。
もう早くも11月ですね。あと今年ものこりわずかです。気候もだんだん寒くなってきますし、日も短くなってきました。はやく日が暮れると、それだけで少し物悲しくなりますね。そのためか、最近ひさびさに不調になってくる方が多いですし、また安定している方でも、落ち込みが強くなっている印象を受けます。

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自分自身も、やや疲労気味ですし気力も少し落ちている感じもします。しかし、そうした気分に負けてばかりはいられません。これから年末にかけて忙しい日々が続きますし、お歳暮や年賀状の準備も待っています。

そうはいっても、今の季節は悪い面ばかりではありません。紅葉はきれいですし、寒さも暑さも適度ですごし易い季節です。いろいろな秋の味覚も豊富な時期ですし、クリスマスのイルミネーションで街が彩られるのも楽しみです。このように、冬の始まりも見方によっては、物悲しくも感じることもできるし、逆に楽しみな季節になります。しかし、なぜか気分が落ち込むと、いい面や悪い面の両方があることであっても、悪い方ばかりに目が行ってしまいます。これを修正していくのも一種の認知療法ですね。

先日、親族の結婚式に出席してきました。統計によると11月が年間を通じて一番結婚式の多い季節だそうです。寒からず暑からず、礼服を着ているとちょうどいい季節だというのも理由の一つでしょう。その式は教会式だったので、牧師さんの前で誓いの言葉を述べていました。例の「健やかなる時も病める時も、互いに敬い愛し合いますか?」という誓いの言葉です。決まり文句のように、「はい」と答えるのですが、この誓いは重いものだと感じました。

もちろん、わたくしは日ごろ会っている方は、残念ながら健やかな方は多くありません。お会いする多くの方は、心を病み困難にぶつかっている方です。もちろん独身の方もいらっしゃいますが、既婚者の方も多くいらっしゃいます。その時の夫婦のあり方は本当に様々です。多くの方は、自分のことのように配偶者の病気について心配し、そして病気について理解しようと努力されます。しかし、中には病気に対して理解しようとしなかったり、病気になっていることを認めたがらないご家族もいます。この両者を比較すると、家族に心配され理解を示してもらっている患者さんのほうが、回復が早いということに気が付きます。

心配や理解のある家族に見守られている方は家庭内のストレスが少ないということもあると思いますが、やはり病気の回復にも家族の理解、つまり、愛情が重要だということです。こうしたこともあって、病気についての知識を学んでもらう疾病教育は本人だけではなく家族に対する教育も重要といわれています。健康なときは、心にも余裕があり互いに思いやることはむしろたやすいと思います。しかし、困難にぶつかったり病気になった時こそ、支えや愛情が必要なのです。出席した式の夫婦にも、困難なとき病める時にこそ支えとなる夫婦になってもらいたいと心から思いました。

当院では、ご家族の病気に対してのご質問も受け付けております。個人情報の関係もありご本人の了解同意が必要ですが、同意があればお答えできますので診察の際にお申し出ください。

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