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師走になりました。東京で初氷が観測されました。

最近、テレビや演芸場などで何度か落語を観る機会がありました。落語をはじめるときに、同じようなことを話してから本題に入るのを聴いて、それを知人に質問してみたところ、落語の「枕」と言うそうです。
昔の風俗のことや説明したり、現在ではあまりなじみの言葉を解説してくれたりします。説明をすることで本題のネタ(演題)も理解しやすくなります。その枕の部分で笑いをとってみて、その場の盛り上がり具合を確認してから話し方や内容を調整しているそうです。

ただ面白おかしく話をしようとしているだけではなく、わかりやすいような工夫を提供したり、場をしっかり観察しながらお話するんですね。落語の中身もそうですが、その「さりげなさ」に惹かれました。