師走ですね

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こんにちは。院長の阿部哲夫です。
寒さも本格的になり、真冬という季節になってきました。街を歩くとクリスマスソング流れ、イルミネーションが輝いていてつくづく年末だなと感じます。この季節は、ちょっとあわただしいですが、こうした季節感は嫌いではありません。鍋を囲んだり、こたつでみかんも結構よいものですよね。季節がら、寒さも厳しくなりますが風邪などひかぬようにご自愛ください。

最近のニュースは、やはり選挙ですか。この年末のあわただしい時に選挙というのも落ち着きません。しかも、政党が乱立していてどこに投票していいのやら、皆目見当もつきません。TPPだの卒原発だの、それぞれの主張はどれも正しいように感じてしまいます。その一方、各党の約束する明るい未来は、どれも実現できるのかとその実現可能性については疑問を持ってしまいます。なにか、ごまかしがあるのではないか、また票集めのために美辞麗句を並べているのではないかと疑ってしまいます。

話は変わりますが、最近は美容整形やアンチエイジングは本当に盛んです。もちろん美しくなることで、気分が高揚したり意欲が出たりすることは否定できません。老けこんでしまうよりは、いつまでも若い気持ちを持ち続けることも身体の健康にプラスになると思います。
こうした意味では、美容整形やアンチエイジングの工夫は、決して否定できるものではないと思います。しかし、最近は少し行きすぎているのではと思うことも少なくありません。容姿外見へのこだわりが強すぎると思うのです。月並みな言い方ですが、やはり内面からの美しさが一番重要です。
どんなに着飾っても、化粧をしても、内面を磨かないと取り繕えない気がします。しかし、最近はこの内面の美しさに対する関心が薄れている気がします。テレビでもおバカタレントがもてはやされたりして、無教養であることや常識を知らないことを肯定するかのような風潮さえあります。

こうした、外見のみの美しさへの執着は見ていても下品のような気がしてなりません。外見は取り繕えても、品の有る無しは一朝一夕では獲得できません。日ごろの態度や振る舞い、姿勢の中からはぐくまれていくものだと思います。
気取りではなく、品のある人を見ると本当に素敵だなと思います。周りへの配慮や気配りがあり、人を傷つけるようなことは不用意には言わない、そして愛情が豊かにある。こうした人に会うと本当にほっとします。そのたびに自分も見習いたいと思います。こうしたことが、本当の美しさだと思います。

政治家も同様かもしれません。美辞麗句で飾り立てているだけなのか、本当に国や全体のことを真剣に考えて言っているのか、そこは計り知れないところです。今回の選挙では、だれが本当のことを真剣に訴えているのか、そこを基準に選んでいきたいと思っています。もっとも私も白髪染めを使い、寄る年波にささやかな抵抗しているので偉そうなことは言えないのですが。。。