作句について

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あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。昨年は震災や原発事故があり、日本にとっては大変な年でしたが、今年はそれらをどのようにして乗り越えていくかを考えていく年になるのではないかと思います。

さて、写真や絵画、俳句などの作品で惹かれるものは何かないかと調べていたら、川柳の作句についてのあるコラムを見つけました。ポイントがいくつかあるそうで、まずは「心そこにあらざれば見えども見えず(心を置いてみる)」を大事にすること、二つ目は新鮮な題材を選ぶ(ごく普通のことを新鮮にいう)こと、三つ目は対象へ向かうスタンスとそれを切り取る範囲を工夫することです。さらに、文体を「説明体」ではなく「描写体」で視覚的に風景化することも重要とのことで、客観的な視点で作句を捉えているなあと目から鱗が落ちました。

いつも思いますが、目から鱗が落ちる瞬間は好きです。一種の「驚き」と、ホッとした良い気分を味わえます。